凡事徹底が命運を握る理由 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。


働き方改革で人事担当者の悩みは、
「うちの社員は残業を減らそうという意識が低い」
というものです。

残業を減らすのは意識が足りないから。
社員一人一人の意識が変われば、変革が起きる。
生産性が高い会社の社員は、一人一人の意識が高い。

これは正しい認識だと思います。
 

しかし、難しいのは、

「では、どうすれば意識は高まるのか?」という問題です。

会社やビジネスパーソンの目標に

「意識が低い」「意識を高める」
という目標は結構出てくるものです。

「チーム意識が低い」
「当事者意識が低い」
「目的意識が低い」

私たちが何気なく「意識」という言葉を使いますが、
意識を高めるためにどうすればいいのか

を解説したいと思います。

 

1. 意識は24時間稼動で人生に影響を与える

私たちの人生・仕事・家族の状態は

自分が持っている意識の結果と言えます。
 

表面的には

行動、思考、言葉、人間関係から作り出される、

成果、結果、チャンス、出会いですが、

その根底には意識が関わっています。

例えば、長時間残業をした割に成果が低い人Aさんと、

短時間残業で成果を出す人Bさんの違いを考えてみましょう。

 

まず、結果は、

80時間/月と20時間/月の違いがあります。

 

評価は、Bさんの方が高い。

 

チャンスは新しいプロジェクト

を任せてもらえるなど恵まれています。

 

Bさんは早く帰った日は、

趣味のテニスをしているので、

社外の人とも付き合うことができ、

家族との時間も大切にできています。
 

Aさんは、長時間働いた割にはなかなか成果が出ず、

ネガティブモードへ。愚痴、不満が溢れ出てきます。



極端に比較しましたが、外的な結果、評価、チャンス、

出会いは内的な要因から生まれています。

 

表層的な習慣で言えば、行動・思考・

言葉の使い方・付き合う人との習慣ですが、

根底に意識の習慣があります。
 

Aさんは、いつも通りのやり方に安住してしまう意識があり、

Bさんは、常に自分のやり方を変えて

生産性を高めようという意識があります。

この意識の差が、全てに反映されています。

 

それは資料作り、会議、雑用処理、

家族との時間まで24時間稼動で常に投影されています。

 

2. 意識は結果であって、直接変えることはできない

私は企業研修で3万人の受講生を教えてきましたが、
「常に目的意識を持つ」
「全て当事者意識を持つ」
「時間への意識を高める」
とアクションプランに書く人が結構いるものです。

しかし、意識を高めるという行動は、
実現できません。

なぜなら、意識が高まるのは結果であって、

原因ではないからです。

つまり、意識は行動・思考・言葉・人

との付き合い方の二次的な結果なので、

もしこれを変えたいならば、

日常実践できる一次的な行動に変える必要があります。

凡事徹底という言葉があります。

臨済宗全生庵の平井住職の書籍「人生を変える禅の教え」
にも、掃除の話ができています。
 
寺では掃除も大切な修行です。
掃除が終わると必ず上の者が点検に来ます。
私も最初の頃は、「たかが掃除だと思って適当にやったな」
と怒られることが多々ありました。
 
ちゃんとやったつもりなのになあと思うのですが、
自分が点検する側になると、なるほど確かに、
適当にやった掃除はすぐにわかると気づきました。
 
 
掃除という凡事にその人の意識が現われるというのです。
 
先日、2年目研修を依頼されて実施してきましたが
休み時間に次のような声が聞かれました。

日常の業務に対する不満です。 
「なんで俺がコピー取りをしなきゃいけないんだ。」
「部長にボールペンを会議室まで持ってきて

と言われたが自分で持って行けよと頭にきたよ」

周囲の上司や先輩には、

この人の仕事への意識はこの言葉や

イヤイヤやっている行動から透けて伝わってしまっていますね。

仕事への意識が高い人は、 

どうせ、ボールペンを持ってきての使いっ走りでも
誰よりも速攻!持って行く。
 
これをやる新人は「こいつは使えるな!」
と思われるでしょう。
 
まさに凡事から仕事への意識が

透けて見えてしまう、恐ろしい現実。


3.意識を高めるためのやることは? 
 

「では、意識を高めるために何をすればいいのか?」
「意識を持つとは、どうすることなのか?」

私なりに意識を変えるため習慣をご紹介したいと思います。

 

1.危機感に身を置く
 

・ハードで挑戦的な目標を持つ
 

危機感はいつも通りの自分を変えてくれるエネルギーになります。
 

いつも通りのやり方と結果に安住する限り、

意識は高まりません。
 

同じことでも、2倍速で行う、

半分の時間でやる、満足度を2倍にする

という自分へのチャレンジがなければ、

仕事への意識は変わりません。
 
 

・大量の失敗をする
 

大きな失敗をした時、成果は下がりますし、

一時的二評価も落ちるかもしれませんが

私たちの仕事に対する取り組みの意識は高まっていきます。
 

適切な反省をして、改善の努力をすると共に

意識は高まっていきます。

 

・手厳しいフィードバックをもらう
 

先輩や上司、お客様から手厳しいフィードバックをもらうと

意識が変容していきます。

 

危機感が改善への意識を高めてくれます。

 

敢えて率直にフィードバックをもらいに行く習慣

を身につけることをお勧めします。

 

2.意識の高い人と交わる
 

・圧倒的なライバルを持つ
 

憧れの人、心のライバルがいると、

小さな自分で安住できず、常に自分を高めること

を意識し続けられます。

 

・意識が高い人の集団に入る
 

意識を高めるためには、

意識の高い人と関わることです。
 

目的意識の高い人、当事者意識の高い人、

チーム意識が高い人と関わることで、

その人たちの行動・思考・言葉を

日常的に無意識に吸収することができます。

 

・他人の体験から学ぶ
 

意識の高い人の伝記や体験談から学び、

思考・行動パターンを吸収することができるのです。

 

経営者、アスリート、作家など一流の人の伝記は

良い意識を高める題材になります。

 

3.小さな行動・言葉を続ける
 

・毎日の凡事に落とし込み徹底的にやる
 

雑用でも最高の意識を持って取り組むとそれは伝わります。

 

少なくとも自分の意識には伝わります。

 

先述の掃除という凡事に全てが現れるように、

すでに私たちの普段の行動や言葉は

相手に自分の意識を伝えていることになります。
 

雑用をおろそかにしない、約束を守るという小さなことが

意識を高めるトレーニングになるのです。

 

・意識を高める言葉を繰り返し脳に刷り込む
 

言葉は思考であり、

意識レベルに昇華していきます。

 

日常的に自分の心構えを紙に書いたり、

読んだり、事あるごとに見ることは

意識を高めるのに役立ちます。

 

コスト意識を高める!ことができている会社は、

間違いなく会社の壁にあらゆるポスターや朝礼での宣言など

言葉で意識する仕組みがあります。


あなたは、どんな意識を高めたいと思っていますか?
そのためにどのような行動をとりますか?

 

 

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