習慣化コンサルタントの古川です。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、
「人生の目的は、幸せになることである」と語っています。
そもそも幸せとはなんでしょうか?
どうすれば幸せになるのでしょうか?
今日は幸せが続く習慣を書きたいと思います。
☆お金や結婚で幸せになるのか?はナンセンス
幸せを分析するというテーマの文献を読んだことがあります。
行動経済学者の幸福を因数分解して
公式(計算式)にしているのです。
お金、結婚、子供、配分者、健康、
それらは、どれぐらい幸福度にインパクトを与えるのかという分析です。
「お金を持つと幸せになるのか?」
「結婚できれば幸せになるのか?」
「子供ができると幸せになるのか?」
「大企業に就職すると幸せになるのか?」
「出世して社長になり社会的名誉が得られれば幸せになるのか?」
ということです。
しかし、幸せという感情は、
これらの外的な要素や環境がいくら揃ったとしても、
ずっと継続するわけではありません。
お金を持てば、失う不安も湧いてきます。
結婚すれば、夫婦喧嘩でイライラすることもあります。
子供は可愛いですが、同時に自由もなくなります。
大企業には出世コースや組織のしがらみがあり、
出世して社長になっても株主やメディア対応など
誰かに振り回されるものです。
幸せという感情を、公式のように要素還元的
(全体は部分の集合体)な発想で考えるのは無理があります。
発想としては複雑系で捉えるものではないかと考えます。
複雑系とは、多くの要素からなり、部分が全体に、
全体が部分に影響しあう生命・気象・経済などの
現象を科学する形態です。
まさに幸せとは、複雑系の感情であると考えます。
☆幸せという感情は多種多様
どのように複雑系かというと、
幸せの変数とは次のようなものです。
まず、年齢や環境によって
幸せは移ろいゆき変化するものだと思います。
小学生と大学生と20代、40代と60代の幸せは全く違います。
子供の頃、プラモデルをつくったり、
友達と日が暮れるまで野球やサッカーを楽しむ
純粋な楽しい時間は、大人になるとなくなっていきます。
一方で、大人になれば、子供の時にはなかった
お金や意思決定の自由があります。
大学生と社会人を比較すると、
大学生なら時間の自由があり、
たくさん遊べる楽しさがあります。
社会人になると時間の自由は圧倒的になくなりますが、
社会人にしかない仕事の達成感ややりがいが得られます。
独身時代の幸せもあるし、家族がいる幸せもあります。
子供がいない代わりに
夫婦で自由な時間を楽しめるのも真実ですし、
子供を育てることで得られる幸福感もあります。
老後には、病気や死を意識する不安もありますが、
退職の後の自由、孫が可愛いという幸せも味わえるかもしれません。
また、幸せは一時的なイベントものもあれば、
再現性のあるものもあります。
年に1回の海外旅行で得られる幸せと
日課のジョギングで得られる爽快感もあります。
旅行は一年で言えば短期間ですが、
ジョギングは毎日味わえる幸せです。
さらに、その人の性格によっても幸福要因は変わります。
人とのつながりを感じることが大切な人もいれば、
効率や目標達成を重視する人もいます。
変化のない安定した生活を望む人もいれば、
変化とリスクに溢れる人生を過ごしたい人もいます。
極めて個人的な要因で、
人によって幸せは変わってくるのです。
一方、人生には幸せを脅かす要因もあります。
病気や会社の業績不振、上司との人間関係、
夫婦喧嘩などは幸福度を下げうる要因になります。
これらの要因は、必然的に襲ってくるものです。
幸せとは何か、どうすればいいかを定義などできず、
移ろいゆくものであり、 極めて個人的なものであり、
複雑な感情です。
つまるところ、立場、状況、年齢、出来事が
どう変化しても安定した感情生活を送れる人は
次の3つの思考習慣を持っていると私は思います。
☆幸せが続く3つの思考習慣
私の観察では、幸せに生きる人、豊かさ感が持続する人を
次の3つの思考習慣が共通しています。
ポイントは、コントロールできる領域、
自分の心の姿勢・捉え方で幸せを得る習慣であることです。
1.自分の真の声を聴く習慣
何が幸せなのか、どういう欲求があるのか、
何が精神衛生を悪くするのかは人によって違いいます。
自分の心に聴くより他にありません。
豊かに生きている人は自分の心の声を聴くことができます。
自己対話の習慣があり、
素直に感情を受け取ることができます。
2.今この瞬間にいる習慣
豊かさや穏やかさは、今この瞬間に存在しますが、
多くの場合常に思考が未来の不安や過去の後悔に行ったり来たりするときに、
目の前のことを十分に味わえません。
子供と休日遊びながら、月曜日の仕事の心配をしたり、
1つの仕事をしながら別のTODOが気になって意識が分散したり、
ゆっくり湯船に浸かっている時に、
リラックスではなく今日言われた嫌な言葉を思い出すことで
感情生活が台無しになるという具合です。
3.全てに感謝する習慣
人生で起きること、上司や人間関係など
外的要因はコントロールできないことが多いものです。
これらに幸せ度を左右される度合いを少なくすることです。
どんな出来事が起きても、様々な人間関係の中でも
幸せ感を持ち続けられる人は感謝を見出せる人です。
今日起きたことに感謝し、上司や家族に感謝する。
持っていないこと、不満なもの、
嫌いな部分に焦点を当てるのではなく、
あるもの、満足しているもの、好きな部分に
感謝の気持ちを拡大させるのです。
感謝するという心の姿勢から、
何も変えずに今あるものので幸福感が高まっていきます。
豊かさの安定性は、外的な出来事に依存せずに
自分の心で生み出せるかどうかにかかってきます。
外的要因は変えられないので、
目の前のこと、今に集中して過ごし、
1日を振り返った時に「ありがたいなー、恵まれているなー」
と感謝を感じることができる習慣は、
年齢や環境に関係なく幸せを持続させてくれます。
▼テレワーク、在宅勤務でも
集中して、生産性の高い働き方で1日を終えたい方はこちら↓
▼1日を好調な滑り出しでスタートできる、
自分らしい朝ルーティンを設計したい方はこちら↓
▼カフェで話をするように、
習慣や習慣化の悩みを気軽に相談したい方はこちら↓
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() |
---|
▼日々の気づきや、出来事、習慣化のヒントやコツはもちろん、
限定のご案内や最新サービスをいち早く受け取りたい方はこちら↓
▼行動、思考、感情の習慣を、
毎日聞くことで自分に落とし込みたい方はこちら↓
▼継続的にやる気を高め、
習慣化をサポートする『続けるツール』を手に入れたい方はこちら↓