習慣化コンサルタントの古川です。
教育研修の最大の課題は、
わかるとできるの差を埋めることです。
「コーチング研修を受けて、承認の大切さは分かったけど、褒めることができない」
「マナー研修を受けて頭では理解したけど、うまく実践では使えない」
「タイムマネジメントを本で読んだが、PDCAが日常業務にうまく生かせない」
「上司から教えてもらった事が頭では理解できたけど、現実の場面ではうまく使えない」
これらの問題に対して、どうすればいいかを
5つのスキルで解説したいと思います。
☆スキル1 15分区切りで実践する
わかるとできるのを生み出す、課題は、
「時間がない」「余裕がない」ことです。
この間を埋めるために、
「15分区切り」で実践するのは、
実践へのハードルを下げる有効な1つの方法です。
15分という時間はスキマ時間として見出しやすいし、
「15分であれば少し試してみよう!」
「15分であればすぐにできそうな気がする」
と思えるものです。
大技にこだわるといつまでも出来ず仕舞いです。
例えば
「帰る前に15分、今日の振り返りと明日の予定を立てる」
「15分だけ部下の話を聞く」
☆スキル2 超行動化する
わかるとできるのを生み出す、課題は、「曖昧さ」です。
「PDCAをきちんと回す」
「こまめに報連相をする」
「日々を振り返る」
「顧客のニーズをより深く把握する」
このようなアクションプランは、
最初の気合いの入った決意とは裏腹に
現実には実行されないものです。
その最大の理由は、
「ピンポイント行動」が明確でないからです。
たとえば、仕事でもっと成果を出すために
「PDCAをきちんと回す」ことが
重要だと気づいたとします。
しかし、あいまいな行動プランのままではじめると、
「やろうと思っていたけど忘れていた」
「忙しくて余裕がなかった」
となるのが関の山です。
まずはPLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(振り返り)、
ACT(改善)の1つ目、PLANで
どのような行動をするか決めなければ、実践できません。
そこで、次のようにします。
「出社後、PCを開く前に15分、
ポストイットにやることを書き出し、
1日の作業の優先順位を並べてから仕事をはじめる」
このレベルのピンポイント行動になれば、
明確性は高まり行動イメージが湧いてくるでしょう。
☆スキル3 真似ぶ
ノウハウやスキルを実践できないのは、
現実の実践場面に応用するためには
「行動の落とし込み」が必要だからです。
先ほどの「超行動化」で
その穴埋めをすることもできますが、
同じ分野でうまくいってる人を真似することも参考になります。
営業職ならば同じ営業の先輩に
タイムマネージメントのコツを聞くとします。
「商談の合間移動時間をどう使うか」
「見積書、提案書を短時間で作成するためにはどうすればいいか?」
これらは、一般論ではなく、営業ならではの悩みであり、
非常に泥臭い実践知の存在する世界です。
システムエンジニアであれば
システムエンジニアの独自の悩みがあります。
同じ分野の同じ環境の中で働いている人の
うまくいってるやり方を知れれば、真似することで、
実践、改善しやすくなります。
☆スキル4、自分を乗せる
モチベーションが湧かないという障壁も、
わかるとできるの課題です。
こんな時、「何が正しいか!」「どうやるべきか」から少し離れて、
どうやると自分が乗ってくるか!という視点で考えて見ることです。
例えば、営業の数字の結果の出し方においても、
行動すれば道が開ける主義の人と、
戦略的な思考を重視して結果を出す人はそもそも違います。
人とのつながりを大切にし
口コミをうまく促すことで結果を出す人もいれば、
安定したルートセールスによって結果を出し続ける人もいます。
営業1つとってみても結果の出し方は多様です。
自分の一番乗るやり方を実践してみる。
無理矢理モチベーションを高めるのではなく
自分をうまく乗せると言うやり方が現実への実践へのエネルギーになります。
☆スキル5、今やる
モチベーションは、やろうと思った時が1番ホットです。
1番ホットなタイミングつまり今の段階でやってしまう。
これが1番です。
もし、今と言うタイミングを逃してしまうと、
別途そのことを思い出し、やるタイミングを計画しなければなりません。
例えば会議の議事録を例に取ってみましょう。
会議の議事録は2日後3日後に作成すると
心理的負担が大きいものです。
ところが会議が終わった直後であれば、
その内容を生々しく覚えています。
思い出すという労力がかかりません。
許されるならば
会議の中で6割7割タイピングして大まかに作成して、
終わった後に15分から30分以内に一気に作り上げて
関係者に全員に送付するとします。
こうして、今、終わらせてしまえば、
TODOとして管理する必要もなく、
後日思い出す労力も省けます。
学んだことも同じで、その日に1つでいいから試すことです。
コーチング研修が終わった直後に
部下1名と少しだけ面談する、
仕事の最後に学んだスキルを活かして
翌日のスケジューリングをするなどです。
今の熱を利用してすぐに実践していけばいいのです。
ぜひ当てはめてみてください。
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