習慣化コンサルタントの古川です。
イライラするとき、
私たちには大きく2つの対象者がいます。
1つは、他人、2つ目は自分に対してです。
では、なぜイライラするのでしょうか?
本質を考えると、期待と実態のズレが起きるから
ということに集約されます。
今日は、イライラから解放されるために、
自分や相手を変えず「期待」を変える
というアングルで書いてみたいと思います。
1. 話が長い!!Aさんのケース
「自分で考えて動いて欲しい」
「もっと手短に説明して欲しい」
「ちゃんと正確に報告して欲しい」
「思いやりと気遣いが足りない」
「ちゃんと話を聞いて欲しい」
などイライラする場面は、多いものです。
このイライラを相手にぶつけると、
関係性が悪化しますし、
一方で自分の中に溜め込むと
ストレスで自分へのダメージが大きくなります。
そんなとき、冷静になって
「何を期待していたのか?」
と自分に問いかけてみてください。
そして
「それは現実的なのだろうか?」
「個性の違いではないか?」
「新しい期待値をどこに置くか?」
と考え直して見ると違う見方ができます。
たとえば、Aさんの「もっと手短に説明して欲しい」
を例にとりましょう。
部下の話が長いとイライラしている状況です。
まず初めの問いかけは、
「何を期待していたのか?」です。
Aさんは、「時間がないので1分で
結論とポイントだけを説明してほしい」とします。
実際は、5分で背景・経緯・事象・相談・・
と話が流れていくのでした。
この期待と現実のギャップがイライラを招いていました。
そして次の質問です。
「それは現実的なのだろうか?」
・・現実的には可能。
ただやり方を教えていないだけで、
かつどう報告してほしいかを伝えていなかった。
「個性の違いではないか?」
・・確かに正確に説明したい人と
手短に説明してほしいと人はいて、
部下は正確に報告するタイプだ。
「新しい期待値をどこに置くか?」
・・まず、1分で報告してほしい内容とやり方を伝えよう。
ただ正確に報告できているかどうか
部下は不安だろうから、
細かい情報はメールでまとめて
先に送っておいてもらい目を通してから
報告を受けるようにしよう。
このようにAさんは決めて部下に伝えました。
報告する技術については
書籍を進めてやり方を伝えたところ、
説明は手短になり、
本人もメールで先の情報をまとめていると
頭の整理になっていいと双方納得したのでした。
2.もっと自分で考えて作ってほしい Bさんのケース
別の例を紹介しましょう。
Bさんは部下(山下さん)が
「なんでも細かいことを質問してくる。
もっと自分で考えて動いてほしい」
とイライラを募らせていました。
同じように問いに当てはめると次のようになりました。
「何を期待していたのか?」
・・部下の木村君のように、
ほぼノーチェックで資料が完成するように
頑張ってほしい。
今は何度も手直し・指示をしなければいけない。
「それは現実的なのだろうか?」
・・木村君は、在籍15年目のベテラン。
一方山下さんは5年目。
同じ基準を貸すのは難しいのは確かだ。
「個性の違いではないか?」
・・木村君は確かに自分で考えてやってくれるが、
その分ルーティンワークなどの資料は
期限を過ぎても出してこないし、
先延ばし傾向がある。
山下君はルーティンワークなどは
きっちりと納期より前に提出する。
確かに個性の違いはある。
「新しい期待値をどこに置くか?」
・・そう言っても何度もチェックするのは大変だから、
一度先輩である木村くんにチェックをしてもらって、
私の最後提出をする流れをつくろう。
あと指示が不明確だったので、
資料の大枠や完成イメージを伝えよう。
こう決めたところ、
資料作成についての問題はかなり改善されました。
イライラして感情論になっては、改善しないものです。
そんなとき、自分の期待と現実のギャップを冷静に見て、
新しい期待・やり方を再設定してみてください。
3.ジムに全然行けてない Cさんのケース
最後の対自分へのイライラを見て見ましょう。
なんで私はできないんだろう、
自分は成長できていない・・
習慣化にしても仕事にしても
「自己嫌悪」になることはたくさんあるものです。
そんなときも、先ほどの質問で期待と現実、
新しいやり方を模索してみると楽になります。
たとえば、運動ができていないと
自己嫌悪に陥っているCさんのケースを考えて見ましょう。
まず、「何を期待していたのか?」。
会社が終わってジムに毎日通う。
1時間汗を流して、お風呂に入って寝る生活を毎日続けたい。
次に、「それは現実的なのだろうか?」。
突然の残業が入ったり、
飲み会が入ることが平日3日はある。
5日中3日は期待を続けることが難しい。
また出張などの日はジムにいけない。
「新しい期待値をどこに置くか?」。
毎日運動することを重視する。
その場合、残業で遅くなったり、
飲み会が入った日は、
一駅前から歩くルールを守って「OK」にしよう。
このように決めました。
こうすることでCさんは安定的に
「今日も運動した!」を続けられるようになって
自己嫌悪感がなくなっていきました。
これは現実に合わせて期待を変えた結果、
ズレがなくなった例です。
イライラしたとき、
期待と現実のズレを冷静に見てみてください。
そして新しい期待設定とやり方を考えることで
ズレが解消することは結構あるものです。
紙に書き出して考えてみることをお勧めします。
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