習慣化コンサルタントの古川です。
信頼残高という
キーワードは、
7つの習慣の
コヴィーさんの言葉です。
子供と親の間に信頼残高がなければ
操作主義で何かをやらせようとしても無理だ
という話が出てきます。
これは、他人との間の信頼だけではなく、
自己との関係における信頼も同じではないかと思います。
自己信頼感。
先日、
紹介したAさんの話の共感がすごかたので
もう一度掲載して、自己信頼感という
コンセプトにフォーカスしてみましょう。
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実は私、長いこと
精神科のクリニックに通院しています。
今から10年ほど前、
仕事のストレスからうつを発症しました。
長期間の休職も経験しました。
さらには、そこからある対象に依存してしまい、
身の破滅を経験しました。
当時の僕はその「ある対象」に
しがみつくことで自分を落ち着かせようと
していたのでしょうが、
今振り返ると、本当に病的でした…。
前置きが長くなりましたが、
“HRP”の記事を読んで思ったのは、
習慣化は健康や医療に大きな役割を果たす
可能性があるのではないかということです。
僕の例で言うと、
「ずっと月間の収支がマイナスだったときに
家計簿をつけて、あるときたまたまプラスになった」
とか、
「できるだけ毎日カロリーを記録して
体重を測っていたら1ヶ月で1kgやせていた」
といった、
病気とは直接関係ないところでの
ちょっとしたハッピーが立ち直るプロセスでは
重要な出来事でした(まだプロセスの途中ですが)。
何が言いたいかというと、
病気を治すのは医師の専門領域だけど、
病気を治せる状態をつくるのは
習慣化の領域ではないか?ということです。
薬で例えると、漢方薬みたいなイメージでしょうか。
医師が患者に、
「今日はこのお薬を出しておきますから、
あとはお家で○○することを習慣にしてください」
といった助言が当たり前になるような
医療になればいいなぁと思った次第です。
長文失礼しました。
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何度読んでもいい話ですが、
ここから学べることは、
習慣を積み重ねることによる
「自己信頼感」
の蓄積ですね。
おそらく、
(ここからは私の推測ですが、)
仕事のストレス、
人間関係からうつになったのが原因だとして、
でもその現象の最大の揺らぎは
自己否定感だったのではないかと予想します。
こんな自分じゃダメだ。
また怒られた、なんて自分はできないんだ。
人よりもうまくできない。
私には価値がない。
周りから認められていない。
こんな、
自己否定感
自己嫌悪感
劣等感
という感情が
こころのダメージとなっていったのではないか
と推察します。
だからこそ、
その崩壊してしまった自己を立て直すのに
自己信頼感は重要な処方箋で、
現象に直接関係がない、体重管理だったり、お金の管理だったり
でも自分を少しでも信頼できる感覚が
取り戻っていくことで立ち直っていかれたのではないかと
思います。
だとすると、
一番の本質は、
自己否定、
自己嫌悪、
劣等感
で傷ついた心の修復であり、
マイナスになっている自己信頼残高を
増やしていくこと。
そのために有効な1つが
小さな習慣
という繋がりではないかと思います。
確かに、
片づけ
運動
早起き
ができたら、それだけで
自己信頼残高は増えていきます。
それとともに、
なぜかマイナス思考が改善されたり、
やりたいことに向けて行動できるようになった
という人がいます。
こう考えると、
習慣による
自己信頼残高の蓄積は、
多くの人が自己を変える、人生を変えるために
それこそ、Aさんの言うように漢方薬のような
役割を果たすと言えます。
だから、
習慣が変われば自分が変わる
人生が変わるのだと。
書きながら、
自らに当てはめてもうなづける。
この自己信頼残高が増えれば、
次の段階として、
自己受容ができたり、
自己開花ができるのですが、
まず自己信頼残高がマイナスだと
「あるがままの自分を受け入れよう」」(自己受容)
「無限の可能性ある自分を花開かせよう」(自己開花)
など、できようはずもないのかもしれません。
そういう意味では、
順番があって、
自己否定、自己嫌悪、劣等感
でいっぱいの場合は、
段階 1 自己信頼感を取り戻す
をやること。
ここで大切なことは、
新しい習慣を始めるのは良いのですが、
無理して三日坊主に終わると
「自己否定感」が積み増しされて
さらに自己信頼感が失われるというパラドックスです。
本末転倒なるのでうまく軌道に乗せるために、
習慣化の工夫が必要です。
コツは、
「とにかく小さく始めること」と、
「モチベーションスイッチとしての人」が重要です。
行動習慣が継続することが目的なのではなく、
自己信頼感を積み増ししたいという意図を
見失わないことが大切。
目的と手段が逆転してしまう、
ことは避けたいところです。
というか鶏と卵の関係だからごっちゃになるのですが、
それでも「鶏が先、卵が後」と決めないと負のループに
はまってしまいます。
そして、この段階が十分できるようになると、
段階 2 あるがままの自分を受け入れる
(ビリーフ、思考習慣の改善)
段階 3 唯一無二の可能性ある自分を開花させる
(本質、使命の発見)
へと発展していけます。
今日は
習慣が自己信頼残高を積み上げる
をテーマに書かせていただきました。
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