習慣化コンサルタントの古川です。
人間関係において
相手を変えようとするのではなく、
自分の見方を変えることで
感情のわだかまりを解消するというものです。
◆ストレスの8割は人間関係
ストレスの多くは、
上司やお客様など人間関係から発生します。
プライベートの人間関係と異なり、
仕事の人間関係は相手を選べません。
人間関係が悪い時はつい、
相手からストレスを受けていると考えがちです。
しかし、相手の言動が
直接ストレスに繋がるのではなく、
捉え方がフィルターとなって
イライラや恐怖・苦手意識を生み出すのです。
人間関係のストレスが少ない人は
この見方を変えるのが柔軟です。
一方でストレスを感じやすい人は
硬直的な捉え方をし、違いを尊重できず、
相手の言動に過度に反応する傾向があります。
◆第二の習慣を高める対策
1.相手の違いを尊重し理解する
人は自分と同じもの、似たものに対して安心感を覚え、
違うものに恐怖や不安を覚えます。
十人十色で個性があると頭では分かっていても、
人間は自分という人間しか体験できないため、
本当の意味で違いを尊重できていません。
違いを理解するために1つお勧めなのが
心理学的なタイプ分けを知る事です。
ソーシャルスタイル、エニアグラム、MBTIなど
本を読んでタイプの多様性を理解すると
客観的に自分と相手との違い、ギャップを知ることができます。
まず理解して理解されるというのが原則です。
2.適切な自己主張をする
上記のように見方を変えたら、次に話し合いです。
理解し合うという行為のためには
自分の意見を伝えることが欠かせません。
次の5つの内容を交えて意見を言うと
相手に伝わりやすくなります。
①感謝(日頃の感謝や今回勉強になったことなどを伝える)
②事実(今回の起きた事実、相手の発言を伝える)
③感情(それによって自分がどんな気持ちになっているかを伝える)
④提案(自分としては次からこうしてほしいという解決策を伝える)
⑤効果(最終的に双方にどのようなメリットがあるかを伝える)
たとえば、自分が会議で発言すると
いつも内容に反論し、
大きな声で叱責する先輩がいたとしましょう。
5つの内容で整理して伝えると
次のようになります。
「今日も会議で私の発言の抜け穴や
矛盾点をご指摘いただきありがとうございます。
至らない点も多いので
今後ともご指導よろしくお願いします(①感謝)。
そこで先輩に1つご相談なのですが、
今日も残業対策に対して、原因追及が甘く、
解決策が弱いと具体的にご指摘いただきました(②事実)。
ただ、正直、先輩から会議メンバーの前で
大きな声で反論されると気持ちが萎縮して
何も考えられなくなってしまいます(③感情)。
そこで、できれば、
会議後に個別にご指摘いただけないでしょうか?(④提案)
そうすれば、私もご指摘の改善に集中できますし、
先輩にも毎度同じご指摘をいただくこともなくなります(⑤効果)。」
5つの要素を上手に盛り込むために
言い回しの工夫は必要ですが、
感情に身を任せて主張するよりもずっと効果的に伝わります。
今回は、「相手を変えず見方を変える」
をご紹介してきました。
苦手な人に試してみてください。
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