習慣化コンサルタントの古川です。
・スマホの見過ぎ、・お酒の飲み過ぎ・甘いものを食べる
・ゲームをやりすぎてしまう etc
やめたくても、やめられない習慣は
誰にでもあると思います。
なぜ、悪いと思いながらもやめられないのか?
表面的なテクニックよりも本質を知ることで、
習慣を理解することで根本的な対策ができます。
今日は悪い習慣が生まれる
2つの構造を書きたいと思います。
☆なぜ、やめたくても辞められないのか?
まず、辞めたくてもやめられない習慣の本質
に迫っていきたいと思います。
上記を含めて、悪い行動習慣は、なぜ生まれるのか?
心理と行動を見ていくと、根本の本質は、
「ストレスコーピングの手段になっている」ということです。
イライラ、不安、疲れ、不自由感など私たちは日々
仕事、人間関係、育児、などでストレスにさらされます。
生きている限り、良くも悪くもストレスは発生します。
そのストレスは、解放されることを待ち望んでいます。
溜め込み続けると、心は限界になるので、
何らかの形でコーピング(対処)する必要があります。
その手段が、冒頭のような行動習慣になっているということです。
スマホを見ること自体、制限したいと思っていても、
それによって解消されているストレスはないでしょうか?
お酒の飲み過ぎ、食べ過ぎがあったとしても、
それによって解放されているストレスはないでしょうか?
1つの行動を繰り返すということは、
「精神的なベネフィット」があるからであり、
ざっくりとまとめると「ストレスを解放する手段」
になっていると言えます。
そして、ストレスコーピングの手段として、
上記が成り立っているならば、行動だけを禁止しても
行き場を失ったストレスが爆発するだけで、
また同じ行動にリバウンドして戻るか、
別の悪い習慣にスイッチするだけです。
強引に禁酒だけをしても、それまでお酒によって
解放されていたストレスは行き場を失い、
自分の中に累積していきます。
2−3日は我慢できても、それ以上は耐えきれなくなるのは
自分の意思が弱いからではなく、
ストレスコーピングが適切に行われておらず、
心が悲鳴を上げてその行動に解放を求めるからです。
この心理と行動の本質が掴めていれば、
2つの対処法が見えてきます。
☆別のコーピング行動の選択肢を増やす
まず、1つ目のアプローチは、
ストレスコーピングの手段・選択肢を増やすことです。
これは、拙著「やめる習慣」で
スイッチングと呼んだ技術ですが、
やめたい行動にはストレスコーピング
としての側面があると見れば、
別の切り口に捌け口を求めることができます。
タバコを吸うことで、気分転換をしているとすると、
少なくともそれに代替できる
ストレスコーピング行動の選択肢をつくることで、
解決しやすくなります。
タバコを吸うことで、刺激を得て、
気分転換をしているならば、
単純に禁煙すると決めるだけではなく、
刺激と気分転換の方法を自分に用意してあげることです。
たとえば、
・刺激の強いガムを噛む
・ブラックコーヒーを飲む
・炭酸水を飲む
・気分転換用の音楽を聴く
・禁煙パイポをくわえておく
・テニスボールを握る
などのアイデアを1つの手段ではなく、
なるべく10個ぐらい出しましょう。
これまでタバコで対処してきたストレスを
たった1つの手段でスイッチすることは不可能です。
そして、複数組み合わせても、
代替は100%できませんが、
それでもストレスのはけ口行動を用意することで、
辞めたい習慣を手放す苦痛を軽減することができます。
☆ストレスそのものに対処する
2つ目のアプローチは、
「ストレスそのものに対処」をすることです。
ストレスが悪い習慣を作るとしたら、
ストレスそのものを生み出しているものに
目を向け向き合って行くことです。
たとえば、仕事が合わなくて、
さらに上司との人間関係も悪く、
毎日が嫌で仕方がないとします。
このストレスから束の間解放されるために
深酒をしているとします。
こうなると、コーピングの手段だけを探しても
対処療法に過ぎません。
ストレスそのものを何とかしなければ、
お酒を幸運にやめることができても、
ギャンブルなど別の依存行動でストレスコーピングを繰り返し、
あまり好ましい状態になってきません。
同じ状況にいても、思考習慣を変えて、
物の捉え方、解釈を変容することで、
ストレスを劇的に軽減することができます。
人間関係に関する心理学や対処スキルを学ぶことで、
上司との関係性を改善するきっかけをつかむこともできます。
また、この際どうしても仕事が合わないならば、
天職(自分の魂に合う仕事)を探求する
ターニングポイントだと思って
自分のやりたいことを探って見るのも1つです。
いずれにしても、ストレスを生み出す
巨大な問題そのものを対処しなければ、
習慣行動だけを改善しようと思っても
うまくいかないことがあります。
今日は、こういう悪い習慣を生み出す
構造的問題を分かって、どう対処するか。
ストレスコーピングの行動選択肢を増やす、
ストレスを生み出す問題そのものと向き合う
という切り口でご紹介してきました。
日々の習慣を改善するヒントになれば幸いです。
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