私たちの感情の正体は無意識にある | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

感情が生まれる背景には

「ビリーフ」という人間の脳の無意識に

プログラムされている思い込みがあり、

私たちの日常の行動と感情反応の70%以上は

ビリーフによって引き起こされているのです。

 

そのビリーフについてお話することで、

あなたも日常生活でイライラすること、

自己嫌悪を感じることの真因が分かるでしょう。

 

 

1.あなたの性格はどのように出来ているか?

 

読者の皆さんが認識している

自分の性格とはどんなものでしょうか? 

 

マイナス思考よりに陥ることが多い人は

次のようなコメントをされることが多いです。

 

・私は落ち込みやすい

・私はネガティブ思考だ

・私は失敗に過剰にこだわる

・私は緊張しやすい方だ

・私は人見知りだ

・私はすぐ人にイライラする

 

では、その性格は変えられるのでしょうか?

 

性格は複雑な構造でできています。

 

心理カウンセリングの学問によれば、

前述のように「自分の性格は……だ」

と認識している内容は、

後天的に得た信念・価値観と言われる

「ビリーフ」(固定概念・思い込み)が影響しているといいます。

 

これらは私たちの無意識レベルにあり、

普段意識していないものです。

 

 

2.性格の裏にあるもの

 

ビリーフは、自分に望ましいポジティブなビリーフもあれば、

ネガティブなビリーフ、ニュートラルなビリーフもあります。

 

人はビリーフをつくるものであり、

ビリーフがない人はいません。

 

普段は意識できないだけで、

私たちは数百、数千のビリーフを持っています。

 

今回はネガティブビリーフに

焦点を当てて見ていきましょう。

 

このビリーフが自分への劣等感や自己嫌悪感、

他人へのイライラの根源になっていて自分を形作っているのです。

 

誰もが抱くビリーフ(固定概念・思い込み)には

大きく4つの種類があります。

 

1.自分ビリーフ・・・「自分は○○だ」という認識。

例)私は勉強ができない。

私は数学が苦手だ。

私は落ち込みやすい。

といった自分に対するビリーフです。

 

2.他人ビリーフ・・・他人は○○だ。という認識。

例)友達はたくさん持つべきだ。

友達は助け合うものだ。

上司とは人格者であるべきだ。

子どもは親の言うことをきくべきだ。

といった他人に対するビリーフです。

 

3.世の中ビリーフ・・世界は○○だ。という認識。

例)会社は社員を見捨てる。

世界はいつも危険に満ちている。

日本は先行き暗い。

といった共同体や世界に対するビリーフです。

 

4.出来事ビリーフ・・○○は○○であるべきだ。という認識。

例)時間に絶対に遅れてはならない。

部屋は常にきれいに片付いているべきだ。

時間を無駄にしてはならない。

といった出来事や特定の事象に対するビリーフです。

 

 

3.Aさんの怒りのビリーフに火がつくとき

 

Aさんは、とても穏やかで見るからに優しい人です。

 

友人同士で付き合っている分には、

声を荒げて怒っているところを

1度も見せたことがありません。

 

しかし、このAさんの悩みは

「つい、息子に怒鳴ってしまうこと」なのです。

 

とても意外な悩みでした。

 

息子が片づけをしないときに、

ついカッとなり怒鳴ってしまうというのです。

 

本人は、悩んでしまうほど、

押さえられない怒りが湧いてきて怒鳴るわけですが、

それはなぜかというとビリーフが強く影響しているのです。

 

分析プロセスは省いて、

結論からいうとAさんには次のようなビリーフがありました。

 

・いつも部屋は片付いていないといけない

・片づけができない人はダラしない

・散らかった部屋にいるとダラしない人になる

・子どもは親のいうことをきくべきだ

・子どもは厳しく怒らないと言うことをきかない

 

というビリーフ群です。

 

これらのビリーフを持っていると、

何度言っても子どもが片づけできない状態に

怒りがわいてくるわけです。

 

このように言葉にしてみると、

分かりやすく解釈できるのですが、

私たちは言葉でビリーフを認識することはありません。

 

無意識の中にプログラミングされていて、

自然に発動されるものです。

 

結果として、良い状況を作る場合もありますし、

悪い状況、やめたいのに辞められない

という状況を作り上げます。

 

 

4.三つ子の魂百までは本当

 

では、このビリーフはいつ作られるのでしょうか?

私たちはこれら大半のビリーフをごく幼少期に形作ると言われます。

 

私たちは、生まれて物心ついたときから、

自分の身を守るため、親から見放されないため、

集団から阻害されないために、

様々な体験からビリーフを作り上げます。

 

これらのビリーフを持つことで、

環境や出来事に対応しようとするのです。

 

結果的に時代背景や家庭環境、

親の影響を強く受けるものです。

 

 

<ビリーフに影響するもの>

1.      両親 

子どもにとって親に認められない、

好かれないことは死活問題です。

 

特に幼少期にあって自分で生活をコントロールできない

状況にあってはなおさらです。

 

親を怒らせない、好かれるために

どのように行動するべきか、

何をしてはいけないのかを必死に解釈します。

 

これが根源的なビリーフになっていきます。

 

親から「あなたは人一倍努力しないとダメなのよ」

と言われると自動的に「自分は人より劣っている」

というビリーフを作りがちなのです。

 

 

2.学校や友人の環境

幼稚園や小学校ではじめて集団生活を体験します。

 

状況によっては、

控えめにしないといじめられる、

本当の自分を出すと叩かれる、

などのビリーフをつくることがあります。

 

 

3.時代背景

世代間ギャップはなぜできるのか?

それは、ビリーフが強く影響しています。

 

バブル世代は、「世の中何とかなる!」と思っていても、

今の新入社員世代は「世の中は危険だ、

リスクを取ることには慎重であるべきだ」

と思っているかもしれません。

 

もちろん、人によりますが、

これは景気の動向やテレビやネットから流れるニュースを見て、

世の中に対するビリーフをつくります。

 

今の新入社員世代が慎重と言われるのは、

幼少期から不景気を体験して、

厳しい世の中を見てきた影響もあるでしょう。

 

今日は私たちの性格や行動の根源にある

ビリーフをテーマに解説をしてきました。

 

 

 

 

 

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