習慣化コンサルタントの古川です。
今日は、ビリーフです。
本質の次に強烈に影響を与えるのが
無意識に埋め込まれた信念体系です。
まず、「ユング思想の真髄」(林通義氏)
の書籍から引用してみたいと思います。
これがまさにビリーフの本質です。
p8
ある個人の精神世界を成立させる基盤となるのは、
第一にその人間の生まれつきの素質、
次に父母を中心とした家庭環境、
そして第三にその時代の思想的背景(時代精神)である。
これらが密接に絡まり合って、個人の思想を形成していく。
ただし形成すると言っても、それらの要素が「原因」となって
個人の思想を一義的に決定するわけではない。
同じ家庭環境にあっても、個人の素質が違えば
異なる反応をして異なる人格が形成されるし、
個人の心的構えしだいで時代精神から受ける影響も違ってくる。
個人の精神世界は、
個人の資質、家庭環境、時代背景から
ごくごく7歳ぐらいまでに作られたビリーフの
集合体であり、世界観です。
できると信じても、できないと信じてもそれは正しい。
思い込みの通りに人生は作られる。
というのは間違いありません。
だから、ビリーフという精神世界を変えれば
人生は変わります。
このビリーフは、
個人の性格から信じやすいもの、
作られやすいものがあります。
完璧主義の性格資質を持って産まれたら、
完璧でなければ意味がない
と信じやすいし
人との調和を性格資質に持って産まれたら、
人に嫌われてはいけない
人をがっかりさせてはいけない
というビリーフを信じやすくなります。
そういう意味でビリーフは
本質から自然と生まれるものもあります。
一方で、親からの影響も強烈に影響します。
私は劣っている
とか
私は勉強ができない
とか
優秀な兄弟がいたりして、
親から比較されて劣等感覚を得ることもあるでしょう。
逆もしかりです。
精神世界のビリーフは、
親が当たり前に信じていることが
子供にも受け継がれて行きます。
そして、最後は時代・文化背景の影響です。
バブル世代とバブル崩壊後では、
世界に対する認識は変わります。
世の中なんとかなる
と信じるか、
世の中はリスクだらだけ
と信じるかは、
子供の頃などの時代の空気も影響します。
この無意識の精神世界をつくっている
ビリーフに気付くこと。
これを気づき、変えていくことは
人生と自分にイノベーションを起こす1つの大切なポイントです。
ビリーフについては、
詳しく語ったものをよければ見てみてください。
よく怒る人は、なぜ、あんなに怒るのか?
http://president.jp/articles/-/15992
ついカッと「ブチギレ癖」のルーツは、父と母と「育ち」
http://president.jp/articles/-/16214
「嫌われたくない」……
デキる人ほど「自滅」する9パターン
http://president.jp/articles/-/17397
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