「置かれた場所で咲く」と「咲く場所を変える」 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

大ベストセラー本に、渡辺和子さんの

「置かれた場所で咲きなさい」(幻冬舎)

があります。

 

とても良い本で、私も大好きな本です。

何より、「置かれた場所で咲きなさい」というメッセージが素敵です。

 

会社に勤めていると、

所属や役割を選べる自由がなかったりします。

 

基本的にキャリアの領域の多くは

会社の判断で左右されます。

 

私たちのキャリアは自分で計画的に積み上げるというよりは、

会社から偶然に配属された部署で、

与えられた役割や仕事という目の前の仕事に

一生懸命取り組んでいくことで道が開けます。

 

特に、会社で優秀な人を見ていると、

会社から「置かれた場所」に不平不満を言うより、

それを運命だと思って必死に頑張っていくことで、

自分の道が見つかり、同士と巡り会い、

仕事の使命を果たしていきます。

 

会社や上司の都合で偶然にやってくるランダムな経験に

一生懸命取り組むことで人間としてもスキル面でも

幅と奥行きが生み出され成長していくのです。

 

しかし、「置かれた場所で咲く」は一面的な真実はありながらも、

次のようなときには、私なら、「咲く場所を選ぶ」ことを勧めます。

 

 「10年働いてきたけど、上司やその上を見ていくと

どうも自分の働き方の理想はない気がする」

 

「必死に苦手を克服するべく、努力して成果も残せたが、

自分の能力や才能は他にある気がする」

 

この悩みに対して、私ならそれでも

「置かれた場所で咲きなさい」とアドバイスはしません。

 

咲く場所を変えることも1つの観点としてコーチングします。

 

置かれた場所で一生懸命頑張ることで

好循環が生まれることは、一面の真実ですが、

 

咲く場所を変えたら、10倍速で、10倍輝ける場所

があるというのも上手くいっている人の1つの例です。

 

私が知っている大好きなことを仕事にしている人の8割は、

キャリアにおいて自分の咲く場所を見つけて、

転職や独立をしています。

 

自分の才能や能力、心が求めるやりがいのために、

会社を変える、職種を変える、独立をするのも

大きな飛躍のチャンスになります。

 

もちろん、その見極めは、

本人も他人から見ても非常に難しいものです。

 

 「自分はもしかしたら逃げているだけではないか?」

「ありもしない才能と言って幸せの青鳥を探しているのでは?」

 

 という疑念も湧いてくるかもしれません。

 

ただ、3年—10年、置かれた場所で一生懸命咲いた後に、

自らの咲く場所を変える選択をするのは、

長いビジネスキャリアを過ごす上で

大切な決断ではないかと私は思います。

 

咲く場所を変えたことで道が開けた1つの参考として

いささか僭越ながら、私の例を紹介したいと思います。

 

私は営業職から社会人スタートしました。

 

確かに、営業職は私の能力や欲求に合っていた部分が多く、

毎年求められる以上の目標達成ができましたし、

達成したり競争に勝つことそのものが

心を満たしてくれた部分があったのは間違いありません。

 

「営業道を極めて、その道のプロとして生きていくという選択は、

私の根本にある魂の叫びとズレていることに気づき始めました。

営業を始めて、7年目のことです。

 

私は結果的に独立する生き方をして、

習慣化を通じて人生を変えるというミッションを元に、

独自の習慣化メソッドで講演や作家、

コンサルティング業を営む道を歩みました。

 

この道は、悪戦苦闘しながらも、

魂が喜んでいる感覚を強く感じます。

 

どんな時でも、四六時中、

新しい本やメソッド作りを着想しているときは

喜びで生活・人生が満たされています。

 

もちろん、この原稿を書かせていただいている今の瞬間も。

 

この魂レベルの充実は、

私なりに「咲く場所を変えた」からだと思っています。

 

会社をやめるときには、上司から「世の中、そんなに甘くない」

「好きなことをやって生きていくほど若くない」と言われました。

 

確かに大企業に残って生きていく道は

世間的にいいかもしれませんが、

私がもっと輝いて咲ける場所は、

「ここではない、違う場所がある」という確信がありました。

 

29歳なら、まだ遅いなんてことはない。

 

「向上心むき出して、大量行動で、

死ぬ気でやれば大丈夫」と自分を信頼して、

ほぼノープラン、ノーマネーで会社を飛び出し、

独立しました。

 

大企業という巨大戦艦から飛び降りて、

必死に泳いで、なんとか10年やってきました。

 

今の自分なりに見つけた最高の咲く場所で、

次はどんな花を咲かせようかなとワクワクしています。

 

経営コンサルタントの 大前研一さんがTV番組で

次のような趣旨の話をされていたのが印象的でした。

 

人生65歳まで好きではないことをやり続けるには長すぎる。

 

40歳まで一生懸命やっても、

ふと気づくと残りの時間がまだ25年もある。

 

この25年間は耐えられない長さだ。

人生は自分で選ばなければ、時間が余るようになっている。

 

この意見は、私が多くの人のコーチングをしていても

本当に同意するところです。

 

40歳を超えて、自分の働き方を変えたい

と相談に来る方が非常に多いのです。

 

逆に、好きなことをやれば、90歳まで現役!

というか生涯現役でいたい!

という気持ちになれます。

 

この違いは、超高齢化社会で、

一説によれば100歳まで寿命が伸びる人生においては、

人生の豊かさ、将来への希望・幸福に

大きな違いをもたらします。

 

いずれにしても、もちろん、

目の前の仕事を好きなるという選択も含めて

やりたいこと、好きなことを仕事にしていることは

とても重要なことだと思います。

 

 

 

 

 

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