習慣化コンサルタントの古川です。
私たちの仕事は、チーム、上司との共同作業です。
その間にはコミュニケーションが存在します。
口ぐせというアングルから
ビジネスコミュニケーション力を高める習慣
を見ていきたいと思います。
1.ビジネスのコミュニケーション能力は2つに分けられる。
私はビジネスのコミュニケーションは、
大きく2つに分けられると考えています。
1つはヒューマン系コミュニケーション力、
2つ目は、ロジカル系コミュニケーション力です。
ヒューマン系コミュニケーション力
人間関係は、信頼や感情のつながりが土台にあります。
感情のつながりは普段からの思いやりや
感謝、義理人情のコミュニケーションから作られます。
一朝一夕にしては出来上がらず、
普段からの習慣が重要です。
ヒューマン系コミュニケーション力とは、
人間関係をつくり、感情のやりとりをする能力です。
ロジカル系コミュニケーション力
ビジネスの世界は、
人間関係が出来れば全てうまくいく訳ではありません。
端的に分かりやすく伝える力も重要です。
上司への報告、部下への指示、お客様へのプレゼン
など論理性を問われるコミュニケーションがあります。
大きく2つの種類に分けてみましたが、
この詳細は様々なスキルが必要です。
2.ヒューマン系コミュニケーション
①部下が安心して話せる口ぐせ
上司を前に話すときに、論理性にこだわるあまり
シドロモドロになるケースがあります。
また報告には論理性を求めてもいいのですが、
悩みや相談事などの場合は緊張していては
自己開示ができません。
そこで、部下が話しだすときに
ハードルを下げる口ぐせはこちらです。
☆口ぐせ
「バラバラでいいから、
思っていること、悩んでいることを
思いつくままに話してみて!」
上司が面談時にこのように宣言してくれると、
部下は安心して話すことができます。
私もよくクライアントさんが混乱しているときには、
上記のような切り出しをしますが、とても効果的です。
②自己主張する口ぐせ
会議や上司で意見をいうときには、
緊張するものです。
「こいつ、こんな意見しか言えないのか?」
と蔑まれることを恐れていたり、
反論されて傷つくのを怖がっていたりするものです。
そこで上司の立場ならば、
部下を気楽にさせる口ぐせを言っておきたいところです。
☆口ぐせ
「とりあえず、どんな意見でもいいので1つ教えて!」
「どんな低レベルの意見でもいいから教えて!」
このように最初の発言のハードルが下がると、
2回目からは意見が言いやすくなります。
一方、部下の立場ならば、
聴き手の期待値を下げてから
話す口ぐせを入れるといいでしょう。
☆口ぐせ
「的外れな意見かもしれませんが、」
「思いつきのアイデアで恐縮ですが、」
よく意見を言う人は
このような口ぐせを使っていませんか?
使ってみると分かりますが、
意見をいう心理的なハードルが下がります。
③温かみを伝える口ぐせ
人間関係で一番心温まるのは、
相手から興味関心を向けられている
と実感するときです。
上司が部下を見てくれている、
他のメンバーが気にかけてくれていると感じるとき、
私たちは一人じゃないと安心できます。
また、その人のために頑張ろうとも思えるのです。
こまめに変化に気づく、
思いやりやサポートする姿勢を示すことがポイントです。
☆口ぐせ
「最近、○○変えた?」(表情、髪型、服装など変化)
「○○の件、サポートできることがあればいってね」(思いやり)
相手との関係によって、言われたくないことはあります。
そこは見極めるとして、普遍的な原則は、
変化に気づくこと、思いやりを示すことです。
そのために何ができるかを考えて見て下さい。
3.ロジカル系コミュニケーション力
①結論からいう
最も分かりやすいのは、結論話法です。
報告でもプレゼンでも会議でも結論が分かると
その後の理由や具体例などを聴いていても
相手はじっくり聴けるものです。
そこで結論からいう口ぐせは、次の通りです。
☆口ぐせ
「結論から言いますと・・」
「一言でいうと・・」
大切なことは、まずこの口ぐせで始めることです。
纏まっていないからとダラダラ背景から話すのではなく、
思い切ってこの2つの口ぐせのうちいずれかからスタートしましょう。
思考がどんどん結論話法になれてきます。
日々の小さな鍛錬です。
②端的に話す
まとまりのない、指示や報告は相手を不快にさせ、
誤解を生みやすくなります。
相手に明確に伝えるには、
いくつの話があるのかをいうことが重要です。
☆口ぐせ
「3つ報告がありまして、」
「2つの理由があります」
人間はポイントの数があると全体像を意識できます。
いくつの話があるかを伝えると分かりやすのは、
日本人のみならず万国共通のコミュニケーションです。
③長い報告を整然と話す
長い報告をダラダラと話してしまうと、
上司がイライラしたり、途中で遮られて、
話のストーリーが支離滅裂になることがあります。
長い話を分かりやすく整理して伝えるには、
話を幹と枝葉に分けることです。
そして話の幹をトピックとしてまず伝えて、
詳細を話すのです。
☆口ぐせ
「今回のトピックは○○と△△の話をします。
では○○の詳細ですが・・」
このように全体のトピックを伝えてから
詳細の話に移ると、
相手は大枠を把握しつつ詳細を理解できるので、
安心して話に集中することができます。
本日は、ヒューマン系コミュニケーション力、
ロジカル系コミュニケーション力を高める口ぐせを
6つの観点でご紹介しました。
ぜひ、日々活用して口ぐせから
思考を変えるキッカケにしてみてください。
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