習慣化コンサルタントの古川です。
先日、
「高密度会議術」の研修で
このような質問を受けました。
「今、定例的にやっている会議があります。
今日のお話で、減らした方がいいような気がしますが、
参加メンバーが賛成しない人もいて。
また、やめたらどんな弊害が出るか予想できないから
結局やめられないんですよね・・・どうすればいいですか?」
というご質問です。
確かに、
・ある人は、FACE to FACEから伝わっているのだ
というでしょう。
・ある人は、定例の会議内容の共有そのものより、
雑談から信頼関係ができている。
それがなくなるとチームがうまく機能しなくなるかも・・・
と懸念するでしょう。
・別の人は、報告だけじゃなく、相談なんかもあるから
ゼロにするとコミュニケーションが成り立たなくなるんじゃないか。
という
こんな声を1つずつ聞くと、
妥当性がある気がして、
結局、じゃあ残そうか・・・・・
という結論になりがちです。
習慣というものは、
一回身につけると、副次的なベネフィットも
生まれるので、やめるのが簡単ではない。
特に会議のように他人の判断も入ると
強引にやめてみよう!
とは言い難いものです。
そこで私は
一度やめてみたらどうですか?
そして、やめてダメなら元に戻す。
試しにやめてみる
という選択肢を提案しました。
上記のような懸念が実際は杞憂かもしれないし
そうでないかもしれない。
でも杞憂ばかりで、何も手放さないと時間は
生まれません。
そこで、
「試しにやめてみる」
というトライアルをする。
そして、杞憂が実際の問題が起きるのかを
様子を見てみることです。
私の感覚では、
この会議を
試しに2週間やめてみたら、
「やっぱり再開しよう」
とはならない気がします。
上記のような懸念はまさに
取り越し苦労であり、
習慣をやめることへの見えない不安感に
すぎないからです。
でもそれは証明されなければ
落ち着かないはず。
だから、
「試しやめ」
をするのです。
これは会議に限らないことだと思います。
「試しにやめてみる」
「弊害が起きたらまた戻す」
真面目な人ほど、
試しに始めてみる
ことも
試しにやめてみる
ことも
なかなか出来ないものです。
やってみないとわからないことを
考えすぎてもいいことはありません。
ぜひ、
試しにやめてみる!
何を試しやめしますか?