習慣化コンサルタントの古川です。
詩人、坂村真民さんの詩を紹介したいと思います。
師(致知出版 坂村真民1日1言)
人間として最高の喜びは、終生の師に巡りあうことである。
危機というものは、いつの世も人間がつくり出すものである。
それは人間の業かもしれない。
そしてそういう業のなかに生まれ、生きねばならぬわれわれにとって、
師とのめぐりあいのふしぎは、星のように光り輝き、虹のように美しい。
それにしても、そのようなただ一人の師にめぐりあうということは、
いかに至難なことであろうか。
自分という殻の中で出来事を見るとき、
危機は嵐にしか見えません。
しかし、師の目線に立った時、
それはより大きな枠組みでみていけば、
所詮は一時的なものであり、さらにその嵐を幾多も乗り切ってきた師に
一歩でも近づけると思えばこそ、立ち向かおうという勇気が湧いてきます。
私にもその時々で、師を仰ぐ人がいます。
営業の師
コーチングの師
企業研修講師の師
執筆家の師
空手の師
生き方の師
それぞれ、
自分に乗り移るように真似することで
師の持つ、知識やスキルだけではなく、あり方も
吸収させてもらっています。
師がいれば、
自分の謙虚になれる。
それは卑下するということではなく、
いい意味で「まだまだだな!」と思える。
この時に味わう感覚は、
自己否定感や嫌悪感ではなく、
何か爽快な、視界がどーんと開けるような感覚。
こうやって、
魂を磨き続けること
これが私が自分で追求し続けたい
ことであり、終わりのない目的でもあります。
さて、
この師
とはどんな人がいいか?
大切なことは、
自分の本質に合う人を選ぶことで、
「人間的に美しいとか、好きとか、波長があう」とか
そういうことでいいと思います。
呼吸が合う人。
間違ってもスキル・成果はすごいけど、
何が違和感があったり、この人は嫌いなだーと思う人を
手本にしないこと。
スキルや成果の部分だけではなく、
その人の考え方やあり方まで乗り移ってくるので、
自分にその習慣がくっついてきてしまう。
果実は、木から生まれ、
その木は土から生まれます。
要は、土のレベルで同じかどうか、
良い土壌を持っている人かどうか、
私は少なくともここを大切にして師を選んできました。
考え方が好きなのですね。
でも、全人格的に素晴らしいかというと
そうではありません。
非常に偏った人が多いので、
ある意味では、
勝手気ままと映る人も多い。
でもその根底は
実に
「真面目で、誠実さ」があり、
「鍛錬」という考え方がある。
分野が違っても、一道を極める美しさが
あり、そこに魅了されます。
さて、仕事でも趣味でも生き方でも、
あなたの本質にあうメンターを探してみてください。
悪い習慣 本質に合わないメンターを真似しようとしている
良い習慣 本質にあったメンターを持っている