習慣化コンサルタントの古川です。
自己評価は、
自分のことをどう思って評価しているか
ということです。
私はダメだ、私は無力だ、私は価値がない
と信じていると、
失敗したときに、
猛烈な無力感がやってきたり、
無用に自分を責めたりします。
たとえば、
上司から頼まれた報告書を作成するとします。
自己評価が低いと2つの心の反応があると思います。
「なんとか否定されない資料を作らないと異常に完璧主義になる」
「上司から訂正指示が入ると、自分を否定された気持ちになる」
単なる報告書作成という作業のことが、
自分の評価を左右する大きな出来事になってしまうのは、
自己評価が揺れるからです。
私はダメだ、私は無力だ、私は価値がない
ということがバレたらどうしよう。
自分でもそれを感じたくないから、
必死に完璧主義になって、
頼まれてもいない部分にも力を入れてしまう。
何より作成している間のプレッシャーたるや・・・
半端ないはずです。
「私は価値がない」と
いう自己評価を強烈に持っていると、
人からの依頼を断ることができません。
見放されると価値がない
断る自分はできない奴だ
という考えが立ち上がって、
耐えきれない。
だから、つい嫌なことでも
引き受けてしまう。
断るのが怖いのは、
私は価値がない
と心の奥底で思っている恐れ。
ビリーフを変えるということは
簡単ではないが、後天的にできることです。
自分には価値がある
ということを本当に信じることができて、
自己評価が高くなると
体温が高くなったら免疫が向上するように、
人間関係や仕事のストレスに対する抵抗力が高くなります。
自分への価値を見出すためには、
私らしさってなんだろう?
を突き詰めて、そこに生きること。
たんぽぽ
バラ
さくら
ひまわり
はそれぞれ種が違う
イルカ
クジラ
サメ
シャチ
もDNAが全く違う。
たんぽぽがバラのように赤く咲くことはできないし
サメにイルカの芸をやらせようとしても無理。
でもそれぞれ独自の価値があります。
その独自の価値は、
「差ではなく、違い」
でも人はやっぱり比較する生き物です。
そして、比較するときのみ
自分には価値がない
と思う。
だから「違い」を認識して
自分らしく咲く、自分らしく泳ぐ
ことが自己評価を高める
有効な方法だと私は実感しています。
悪い習慣 私は価値がないと信じている
良い習慣 私には価値があると信じている