習慣化コンサルタントの古川です。
私は、高密度仕事習慣で
企業に呼ばれ、講演や研修をすることがあります。
ここ1年でぐっと増えて来ました。
政府は働き方改革で短時間労働、生産性アップを
声高に叫び、世の中では長時間労働を放置している会社は
ブラック企業として、まさに魔女狩りのような避難に晒されます。
こんな環境の中で、
企業の経営経営者、人事担当者は
「働き方改革」を自社でも進めないと、生産性だけではなく、
三六協定などで法令を破ってしまうと、それこそブラック企業と
言われ、採用活動、企業の営業活動、ブランドイメージが低下します。
様々な事情で会社は、
働き方改革ということで、
会議を短くしたり、
社員に退社時間ルールを決めたり、
手続きを減らしたりと
やるわけですが、
これが社員からすると、
「もう、働き方改革は耳にタコができたし、
現場のことをもっと考えてくれ!」
と不満をいう人も多く出て来ます。
仕事の成果はこれまで以上にあげてくれ!
なのに働く時間は短く!
なんて都合のいい話があるか!
仕事に対して人が少ない。
この問題を先に扱え!
と会社に不満が起きてくるのです。
みなさんの会社ではどうですか?
確かに私も働く社員の立場からすると
すごく気持ちがわかります。
こういう問題って、
経営者の立場、人事担当者の立場、社員の立場
の3つで考えないとうまくいかないですよね。
3つの視野が私の立場からすると
俯瞰できるので、
この葛藤や摩擦をどうにか解決するように
研修などの冒頭で社員のガス抜きをしつつ、
活動の意義を説明します。
でも、考えて見てください。
確かに社員の立場で
短時間労働を強いられるのも辛いのですが、
つい20年前はリゲインのCMで
「24時間戦えますか〜」
といって、それこそ長時間働くことが
美徳とされていました。
私も13年前は朝2時まで仕事をしていましたが、
長く会社に残ることが頑張っている証しのようになっていた。
それもそれで、量が質を生むとも言えますが、
実に無駄な労働、だらだら残業がはびこっていました。
何より、上司が残っているとその手前部下は帰りにくい。
特に成果が出ていないと、ダメ社員のレッテルと貼られます。
そうすると、
自宅と会社の往復だけになり、
人生の時間が会社の時間だけに奪われていきます。
成果を追求する姿勢は変えず、
いかに働く密度を高めるか?
もう量を働くことで成果を出すことは
時代も社会も、会社も許さなくなって来ています。
高密度で働く、
量ではなく、質を良くすることで成果を高める。
日々、働く習慣を変えることが求められます。
いつも通りのやり方・ペースで仕事を進めたいものです。
しかし、それでは効率は良くならない。
制限を設け、緊張感を生み出し、
火事場の馬鹿力を出して、早いペースで、より効率的な方法で
働くこと。
そんな工夫を日々行うことが、
ますます求められています。
働く習慣を変えるには
私の「高密度仕事術」も参考になさってみてください。
39の比較を書いています。