習慣化コンサルタントの古川です。
さて、こんまりさんの「ときめく魔法の片づけ」
は世界的ベストセラーになりました。
また、日本でも根強い人気は、「断捨離」。
片づけには人生を変えるインパクトがありますが、
それはなぜなのでしょうか?
今日は、私なりに解説したいと思います。
まず、片づけは単なる行動習慣です。
しかし、この片づけることは、
直接的に感情習慣、思考習慣に影響を与えていきます。
ときめくかどうかで
捨てるか、取っておくかを決めるという
こんまりさん流の片づけ。
これって、感情習慣を蘇らせるのに最高なんですね。
ときめく!という感情で判断して物を捨てるかどうか
を決めると、それは物だけに止まらなくなるのです。
つまり、ときめくという感情で選択する習慣がつくと、
仕事でも人間関係でも、「これはときめくか?」と判断して
ときめかないとなれば、「じゃあ、何をすればときめくか?」
と探求します。
結果、片づけから始まった「ときめき判断」は人生の
あらゆる判断に影響する。
だから、片づけをしたら、
好きなことが見つかった!
という一見因果関係が分からないことも、
以下の図で見て行くとわかりやすい。
ときめく魔法の片づけ自体は行動習慣ですが、
ときめくというのは感情習慣です。
ここをスイッチオンにすると、
人生・人間関係・プライベートなどあらゆることに
対する感情を大切にできます。
すべきかどうか?中心ではなく、
好きかどうか?わくわくするか?ときめくか?
こうなると、
ときめくという快感を全てに味わいたくなる。
少なくともときめくという感情が優位になっているとき、
私たちはその感情をもっと増幅したくなります。
そして、人生のあらゆる分野に広がって行きます。
断捨離を考えて見ましょう。
断捨離は、こんまり流のときめく片づけ
と違うのは、私の勝手な解釈ではポジティビティーの差。
ときめくはポジティブ系ですが、
断捨離は、囚われ・執着を手放すとう負を捨てる系。
断捨離は、負の感情を捨てる、囚われ・執着から解放されて
楽になるという意味で、こちらも感情習慣に影響を与えます。
家を断捨離すると、スッキリします。
断捨離をする最中には、相当に感情との戦いがあります。
「まだ使うかもしれない」「せっかく高いお金を出して買ったのに」
という過去の判断や執着との戦い。
私のイメージでは、断捨離はまず思考習慣に影響を与え、
余計な思考から解放されると、感情がすっきりする。
マイナスが0に戻る。
そうすると、
仕事、人間関係、プライベートの予定など、
自分が囚われている思考の執着も手放すことができる。
なぜなら、執着を手放すのは、物であれ、人間関係であれ、
戦いは同じだからです。
だから、リスクの少ない片づけという行動習慣から
初めて、人生のあらゆる分野に自然波及していく。
だから、企業の改革でも片づけは
効果を発揮します。
理由は全く同じこと。
感情習慣が良くなる片づけは人生に影響を与えます。
私も15分片づけを毎日しますが、
圧倒的に感情インパクトがあります。
しかし、気をつけたいのは、
片づけても、感情レベルに影響がないものは
さほど効果がない。
たとえば、
私の場合、毎日発生する皿洗いは、
穴を掘って埋めるという行為であり、なぜか精神的効用が得られません。
一方、部屋の物を捨てたり、整頓して
環境がスッキリするのは、感情習慣に影響が出ます。
思考もなぜかスッキリして、
判断力が高まります。
みなさんはどうでしょうか?