習慣化コンサルタントの古川です。
いつも通りのパターンを
習慣といいます。
パターンは、考えずに無意識に繰り返せる
自動プログラムであり、私たちが生きていく上で
とても大切な機能です。
パターンを作ることを習慣化機能と呼びましょう。
だから、良いパターンをつくり、
悪いパターンから抜け出す。
これが人生を変えていく秘訣。
起きて寝るパターン
仕事のパターン
食事のパターン
言葉の使い方のパターン
思考パターン
あらゆることがパターン化されて
回っている。
私たちは「続かない!」「やめられない」
と習慣化できないと嘆きますが、
それは自分の意思でなんとかしようとしている
わずか5%の話で、95%は恐ろしいほどに
パターン化されて、自動的に、無意識に
動かされている生き物です。
これが人間は習慣の生き物だと言われる所以です。
でも、
全く意識していないパターンに目を向けて
気づくことって、もっと大切だと思います。
たとえば、
働き方。
朝、会社に到着してまず何をしますか?
とりあえず机に座ってパソコンの電源を入れて、
メールを見る。
ほぼ、このパターンからスタート。
私は高密度化の講演のときに、
このパターンを少しだけ変えてみましょう。
と提案します。
15分だけ、メールを見ない。
重要だと思っている集中仕事に手をつけて
15分後にメールをチェックする。
たったこれだけでも、
パターンの呪縛から抜け出すのが難しいものです。
いつも通りのことは
やっぱり安心で、安全で
心地よくて、、、、
だからそっちに心は何かと言い訳をつけて
逃げてしまいます。
でも、そうなると
パターンの奴隷になってしまう。
1日に少しでいいから、
パターンから抜け出してみる練習をするのです。
15分のメールを見ないが
なぜ、人気かというと、
受動的なパターンから、能動的なパターンに
変わるセンターピンのような行動だから。
メールを見て、仕事の優先順位が変わり、
朝から冷静さを失い、突発に振り回され、
心が乱されてスタートする。
こんな1日を変えたければ
15分だけ自分の優先順位で始める1日を持つ。
これだけで後のリズムが変わっていきます。
メールの話が長くなりましたが、
別に仕事のスタートパターンの話をしたいわけではありません。
お昼になって、行くお店がなんとくなく決まっている。
いつものメンバーとランチに出かけて、オフィスに戻る。
こんなパターンさえも、
ちょっと変えてみる。
一人で行ったことがないお店にいく。
早めにランチを終えて、
ぽかぽか陽気の中、本でも読んでみる。
そんないつもと違うパターンでお昼を過ごしてみると、
私たちには多くの選択肢があることに気づけます。
パターンの中では閉塞感とマンネリがあったが、
ちょっとそこを抜けてみると、
新鮮な発見があったり、気づきが生まれたり、
開放的な気持ちになれる。
そして、希望がある。
パターンの呪縛とは、
良いとか悪いではなく、他の選択肢の排除でもあるわけです。
それは生きていく上である程度必要なことであっても、
時にそのパターンの外に少しだけ冒険して抜け出してみる。
そんなことができれば、
私たちの人生や生活はもっとワクワクしたものになり、
可能性を感じることができます。
パターンから少し抜けてみよう。
ちょっとでいいから別のことをやってみる。
ふらっとお昼に出かけて、
会社近くの本屋をブラブラしてみる。
そうすると、思わぬ本に出会う。
この出会いはいつものパターンから抜け出したから
生まれたもの。
この1冊が別に運命を変える名著になるとは
言えない。
でもパターンの外にある出会いであり、
パターンから出ることの楽しさと可能性を感じられる。
そうすると、
たとえば、恋愛で出会いがないと悩んでいる人も、
いつもの生活パターン、休日パターンを変えれば
何かあるのかも!
と希望を持てる。
人生にはもっと広い世界がある。
そんなことをパターンから抜け出して、
感じてみませんか?