習慣化コンサルタントの古川です。
「あなたは自分に魅力があると思いますか?」
NOならば、少し読んでみてください。
さて、私は11年間
企業の研修講師をやってきました。
今もやっています。
この仕事をしていると、
とてもカリスマ性がある人に出会います。
一目会っただけで人として興味を抱かせる。
あんな人になりたい!と憧れられる
不思議な魅力。
こんな講師仲間を見るにつけ、
どこか自分には限界があるかなーと思っていました。
魅力とは、カリスマ性やスター性だと思っていたからです。
しかし、
成功者たちの魅惑術という本には
古今東西の偉人たちの魅力タイプを分けて、
その魅了アプローチが書かれています。
(正直難解すぎてお勧めではないが・・)
この難解すぎて、作為すぎる本だが、
本を読んでいてこんな文章に気づきを得ました。
私らしさは、ここかなと。
チャーマーは
自分に注意が向かないようにしてターゲットに意識を集中する。
チャーマーの存在は、相手の自己肯定感を高める。
自分の影を薄くして、ターゲットを話題の中心に持って行く。
ターゲットに話しをさせ、自分をさらけ出させるのだ。
ターゲットについて多くのことを発見すればするほど、
(強みやより重要な弱みなど)、
よりターゲットに合わせた気配りができ、ターゲット個人の願望や
欲求に訴え、相手は気が大きく、楽になり、自分には価値がある
という感覚を抱くことができる。
あなたの心は鏡となって相手を映す。
彼らがあなたを見るとき、彼らに見えるのは彼ら自身である。
彼らの価値観、彼らの好み、彼らの欠点さえも映し出す。
これを見たときに、
私が講師として前に立ち話をするとき、
受講生が感じる価値は、私の話す理論やメソッド、
体験談を通じて、自分を投影し気づくことではないかと
思えたのです。
私は、習慣化という切り口を
看板にしており、「古川武士」という個人名を前に出す
やり方にフィット感を感じていません。
それは、理論やメソッドを示し、
読者の人、受講生の人が自分に気づき、自分を癒し、
自分を動機づける反映物を提示したいから。
だから、ノイズになるような
「私の話、俺の話」をあまり本には書きません。
逆に、スーパー個人的な話を書くときは、
内的体験を1つの鏡として提示できるとき。
この例もまさに同じです。
さて、ここで気づいたことは、
魅力には多様性があるということ。
たとえば、
カリスマ性で魅了する人もいる。
政治家でも、宗教家でも、経営者でも、コンサルタントでも
その人間的なカリスマ性が人を惹きつける。
でも、そればかりではなく、
美的感性で魅了する人もいる。
小説家、芸術家などはその代表でしょうが、でも職業は
あまり関係ない。
その人の感性が相手を惹きつける。
村上春樹という人は見たことがなくても、
彼の感性や創造物が大好きという人はいるでしょう。
いわゆるハルキスト。
一方、世の中にアンチな存在として魅了する人もいます。
ブロガーでも炎上させる人、作家でも世の中に少数派の意見を
ぶつける人。
敵も多い分だけ、コアのファンも多い。
こういうタイプで魅力を出す人もいます。
また、スター性という魅力もあります。
私たちのような仕事でも、
その持っているスター性で(カリスマ性とはまた違う)
光のスピードで出世していく人もいます。
もちろん、性的な魅力を持っている人も男女問わずいるし、
面白さや自然体でオープンであることが魅力の人もいるし、
神秘性で魅力を放つ人もいる。
それは、私たちが魅力的な人を想像すると
多様性があることに気づけると思います。
でも、自分はというと、
カリスマ性やスター性など
一部の魅力要素を見て、自分にないものを基準に
魅力がないと言ってしまう。
でも、その人らしい魅力って、必ずある。
それは小さな種でほとんど光を当てていない。
だから伸びていかない。
自分で承認することで光を当て、その芽がでる。
あなたらしい魅力の種は何でしょうか?
それに気づき、自分で光を与えていきませんか?