習慣化コンサルタントの古川です。
心理的な成長とは、
何かを身にまとうことではなく、
身にまとっている鎧を抜いていくことではないか。
追求するほどにそう思います。
身にまとっている鎧とは、
固定観念や信じ込んでいる「こうあるべき」という信念。
こういうものから解放され、
あー、自分らしくていいんだ。
人と比べなくていいんだ。
ということに気づく。
そして解放が起きる。
これこそが、心理的成長。
そこには新しいスキルを身につけたわけでもなく、
知識が増えた実感もない。
というより、鎧を脱ぐ感覚。
こんなに重たかったんだ!
と気づく。
そうやって自分が楽になっていく。
これこそ、心理的成長だと思います。
技能的成長はもちろん、スキルや知識を
身にまとうことであり、それは必要。
でも心理的成長は知識やスキルを身につけるほどに
どんどん複雑になっていく。
大切なことは気づき、鎧を脱いでいくこと。
足りない!
自分にはない。
このままの自分ではいけない。
という焦りを沈めて、
十分にある
自分はある
自分らしさでいい。
という許可が下りた時に
本当の心理的成長がある。
いやー、そう思うには成功体験が必要です。
とか、
そう思えないから困っているんじゃないですか。
と言われますが、
みんなそこからスタートして成長して、
そう思えるように成長していく。
成長の結果であって、元々そうなんじゃない。
そうなるために、どんな本を読んで、どんな考え方や
心理学を学べばいいか?
これらを知ることは有益です。
もちろん、私の本も(笑)
ただし、気づきとして活用する場合に限って。
そして気づき、その後は自分で鎧を脱ぐという
ことそのものは自分で実践しなければいけない。
ここから目を背けて、
どこかに魔法がある!魔法の心理学で自己否定がなくなる。
そう思っている限り、
その旅は終わらない。
自分としっかり向き合うことから逃げず、
直視していく。
ここに本質があると思います。
以前紹介した自分段階説のように、
どんどん、地下室の自分を上にあげて、
リビングで披露しても大丈夫だ!という安心感を
持てるほどに解けてくるものがあります。