習慣化コンサルタントの古川です。
ある本で「世界で最も過酷な刑罰」は?
の下りを見ました。
世界で最も過酷な刑罰は、
囚人に午前中はひたすら穴を掘らせ、
午後はそれを埋めさせる。これをひたすら繰り返させる。
ゴールや結果がなく、達成感がない。
虚しさだけが生まれる。
それが人間にとって一番辛い。
確かに、これ辛いなー
この心理パターンは仕事で言えば、
報告書をwordで1時間かけて作って、
8割がた出来上がったところで、ファイルがフリーズする。
もう一度作り直し・・・・
すぐに再開できない。
徒労感だけが残ってしばらく着手したくないですよね。。。。(笑)
また、習慣化も3週間頑張って
5時起きを続けて、「早起きになってきた!」と思っていたら
風邪をひいて、7時起きに・・・
4週目風邪が治ったら、また5時起きに戻せばいいのですが
もう一回再チャレンジするのはやる気が出ない。
これは一度掘った穴を埋めてしまった。
再度掘り直すのと同じで、虚しさと達成感のなさから
再チャレンジができないという心理パターンと言えます。
さて、仕事でも同じではないでしょうか?
やる意味を感じられず、
ただ、穴を掘っては埋める作業をしている感覚があるとき、
長時間残業をしているのに、何も達成した感覚がなく、むなしいだけ。
私も13年前、夜の2時まで働いているのに
なぜか、達成感がなく、虚しさ、空虚感だけが心を支配していました。
情報システムの営業をしていたとき、
システムのトラブルが起きる。
復旧に向けて緊急対応をする。
お客様にお詫びをする。
その舌の根も乾かないうちに同じようなトラブルが起きる。
技術者ではないので、トラブルそのものをコントロールすることは
できず、穴を掘って埋めているとしか思えない仕事を繰り返すと
囚人の拷問のような感覚がありました。
ここで、解決方法は2つです。
1つは、1つ1つの仕事に意味を見出すこと。
全ての仕事の意味は自分で作り出しているのだから、
事実は変えられないが、解釈は変えられるということです。
思考習慣を変えることで、気持ちは圧倒的に変わります。
たとえば、
・自分ができることと、できないことを分けて、
できることにフォーカスする。
組織体制、予防措置はどうするのか、
社内の誰とどのような体制を組むのか、営業として立ち回る。
・雨降って地固まるではないが、
トラブルをお客様との信頼関係向上につなげる
・トラブルを解決する力が徐々に身についていると
自分の成長を見る
というような具合です。
これだけで、ずいぶんと穴を掘って埋めている
感覚から卒業できます。
2つ目は、虚しさと達成感が感じられないなら、
充実感と達成感を感じる仕事にチェンジすることです。
仕事を変えるというと、
多くの人は、
それって逃げているだけではないか?
みんなそうやって耐えているのではないか?
と言いますが、
本当にそうでしょうか?
実は、今の状況を変えるのが怖くて
自分にそう言い聞かせているだけでは?
自分らしい天職を見つけるとなれば、
給与は下がったり、家族の反対を受けたり、
上司や部下から裏切り者扱いされたり、
新しい仕事では下積みからスタートする屈辱を味うことになる。
漠然とした変化への不安があり、
新しい方向性に目を向けられていないだけでは?
「置かれた場所で咲きましょう!」
という側面も必要ですが、
「美しく咲ける場所を探しましょう!」
もまた必要。
自分にどっちが解決の方向性なのか
深く、心に問おてみてください
それでも分からない方に
オススメの方法は、
まず3ヶ月、とことん置かれた場所で
思考習慣を変えて一生懸命頑張っている。
それこそ、後がないと思って!!
まず、
「置かれた場所で咲く!」
ことにとことん努力をすること。
それこそ、とことん!!
そして、3ヶ月後、
またこのブログを見てみてください。
やっぱり、単なるマンネリ感だったのであれば
心は復活しているはずです。
そして、それでも虚しさ・達成感が得られないなら
「美しく咲ける場所を探す!」