習慣化コンサルタントの古川です。
陶芸家、河井寛次郎の言葉で
「手を動かして考え、自分の足で歩きながら思いをめぐらせる」
という意味。
いい言葉ですね。
知識と知恵の違いは、
私なりに次のように区別しています。
知識は頭で知っていること、
知恵は身体で知っていること、
理屈や理論をいくら知っても、
実践して、手で考え、足で思うという
身体を通じた学びがなければ、それは本物になりません。
とにかく、
情報化社会で頭で知識を覚えることは価値がなくなってきた。
ではどうすればいいか?
こんな時代だからこそ、
当たり前のことだけど、実践することで
知恵に昇華している人ほど、うまくいくのではないかと思います。
知識量より知恵の量。
ブログを読んでも、本を読んでも、
「いいこと知ったな!勉強になったな!」
を積み重ねるだけ。
しかし、これをやり続けても
大きな成長がない。
自分を実験台にして、
実際にやってみる。
実践するということは、
手で考え、足で思うことと同じ。
たとえば、人前で話すのが怖い。
とします。
多くの人はそうでしょう。
ではどうすればいいか?
理論を学ぶこともいいのですが、
やっぱり、100の知識より1つの実践です。
人前で話すということは、
知得ではなく、体得の領域だから
手で考え、足で思うことが重要。
12年前、プレゼン力を鍛えるために、
あらゆるプレゼン機会で手を上げて話をしました。
わざわざ、トーストマスターズというプレゼンの会にも
いくつも出かけては緊張する場面で話をしました。
ボロボロの日もあるけど、
そういう時ほど力が付いていたりする。
大切なことは、何度も何度もやり続けること。
大抵100回セットで考えておけば、
うまくならないことなんてないと思います。
100回やったら、
うまくなるだろうから、まず1回目をやる。
この発想でやれば、1つの失敗にボロボロにならないですみます。
そんなことを繰り返しながら、
今では500人を前にプレゼンをするまでになりました。
とにかく、実践!
「手考足思」(しゅこうそくし)
私もたくさん手考足思を
行いたいと思います。