習慣化コンサルタントの古川です。
人間、規律がないとどんどんエネルギーが低下し、
自己評価も下がっていきます。
たとえば、こんな日を考えてみましょう。
ケース1.
今日は金曜日。
起きたら朝7時半。もう出社までギリギリ。
朝からこんな焦って準備したくないに・・・と
急ぎで服を着替えて電車に飛び乗る。
始業2分前に会社に到着。ギリギリセーフ。
でも着くなり、上司に呼ばれ、仕事の依頼を受ける。
計画をする暇もなく怒涛のような仕事に振り回される。
夜気がつくと22時。
そろそろ帰らないといけない。
でも、仕事が全く終わっていない。計画性がないなーと
自己嫌悪になりながら、パソコンを閉じて家路につく。
ケース2.
日曜日、朝起きると10時・・・・
土曜日夜更かししたツケが回ってきている。
いつも日曜日になるとちょっと後悔。
でも頭がぼーっとしてとてもすぐに起きられない。
とりあえずテレビをつける。たいして見たくもないけど、
バラエティー番組を見る。CMだらけで、2時間みたけど
不毛な時間だけが過ぎた。
お腹が空いた。もう、日曜日が午後になっている。。。
明日は月曜日。仕事のことが頭にチラチラしながら、
日曜日の午前中が無駄に過ぎたことを後悔している。
この生活を見てどのように感じられましたか?
「これって、今の私だ!」と思われた方もいれば、
「以前はこれだった!」と感じる人もいるでしょう。
どちらにしても、
この生活の最大の問題は、
幸福度が低下すること。
私も以前この生活を送っていましたが、
本当に自分にイライラする。
この生活で発生する感情は、
自己嫌悪感
強烈な焦り
極度の疲労
時間を無駄にした後悔
無力感
です。
生活が問題というより、
この感情が幸福度を低下させる。
解決策は、
自己規律を取り戻すこと。
自分で決めた時間に
寝て、起きて、
計画して、
自分が決めた仕事からスタートして、
1日を少しだけ振り返る。
自分の時間をつくり、
「今日は充実した1日だったな!」
という気分と共に寝る。
すべての日が無理でも、
こんな1日を増やしていくことが
小さな幸福を積み重ねることになります。
私は習慣化を扱うのは、
クオリティ・オブ・ライフ(quality of life、QOL)
を高めることが大きな使命です。