習慣化コンサルタントの古川です。
続けること、やめることは、
全て想定内でうまくいくわけではありません。
頭で考える習慣化のイメージと
現実に起きてくる要因の違いがたくさんあります。
挫折に導く要因をしっかり把握することは
習慣化への成功率を高めるため、重要です。
たとえば、
ジョギングの習慣化で考えてみましょう。
2週間ぐらい上手くいっても、
3ヶ月の習慣化までには色々なことが起きてきます。
まず、雨が降ること。
夕方、雨がバラパラと降ってくると
今日はやめておこうかなーという気持ちになりますね。
この時の気分を想像してみてください。
このリアリティを持つことがとても重要です。
なぜなら、頭で考えることと、現実の中で感じる感情とは
大きな差があるからです。
また、残業でヘトヘトに疲れて帰った時はどうでしょうか?
この時も物理的な時間の問題も去ることながら、
日中の業務で精も根も尽き果てて家に着いた時、
「今日も走るか」となれるでしょうか。
この時のエネルギーレベルは最低の状態。
とてもジョギングをするエネルギーは残っていません。
気分がついていかない。
もちろん、習慣化したら
強いエネルギーがなくても継続しやすいのですが、
それまではエネルギーが必要です。
体調不良も同じですね。
寝不足で仕事をして、少し風邪気味だと
とてもとても走る気持ちになれません。
このように、
不確実な要素に振り回されることがあり、
その時に生じる感情やエネルギーレベルのアップダウンで
私たちは挫折してしまいます。
人間はやはり、感情の生き物。
不確実要因に感情が振り回されて、
「そんな気分じゃない」「今日はやる気になれない」
となってしまいます。
このことを深く想定しておくことが、
重要です。
その時がやってきたら、
エネルギーと気分が低くてもできる
ベビーステップ行動を決めておきましょう。
行動をゼロにすることが最も習慣化から遠ざかる
ことになるからです。