習慣化コンサルタントの古川です。
心理学者、ウィリアムジェームズの
心理学の根本問題で習慣について次のような考察をしたとあります。
少し小難しい定義ですが、
非常に良いエッセンスが入っているので、
そのまままずは引用してみます。
いったい、習慣とは何だろう?
脳と神経系の生理学的研究から、ジェームズは
つまるところ習慣とは、神経中枢の「放電」によって一定の反射経路が
連続的に活性化される現象だと判断した。
いったんこのような経路ができると、神経の興奮は再びその同じ経路を
伝わりやすくなるのだと考えた。
(世界の心理学50の名著 p246より引用)
なるほど、納得感があります。
・脳に反射経路ができること。
・そして習慣行動が生まれるときにはそこに「放電」が起きること。
・行動によって経路が出来上がると再現性があるということ。
これが上記のエッセンスです。
習慣は、脳科学的見地から言えば、経路づくり。
確かに、「森の獣道」が出来上がるプロセスに似ていて、
何度も繰り返し通ることで、徐々に道がつくられていく。
反射経路が行動の繰り返しによって作られると、
明日の自分、明後日の自分はもっとその道が通りやすくなる。
これが習慣です。
私たちは習慣の生き物なので、
脳に無数の習慣経路を持っています。
そして、あるキッカケから放電されるとその行動をとる。
悪い習慣であれ、良い習慣であれ、
その経路が出来上がると、簡単に放電されて
行動・思考パターンを繰り返す。
どんな経路を作るかですが、
習慣化は「森の獣道」発想です。
地道にコツコツ、良いあぜ道をつくりましょう。