習慣化コンサルタントの古川です。
休息を専門にしている
レストフル・カンパニーという会社の
アレックス・スジョンーキム・パンさんの本
「シリコンバレー式 よい休息」(日経BP)
休息専門のコンサルタントって
需要があるのかと思いましたが、
「戦略的休息」と名付けて、
企業に最高のパフォーマンスが上がるように
社員の休息を取らせる活動をしているようです。
なるほど、戦略的休息でパフォーマンスアップとは
着眼点が面白いですね。
さて、
「休息」
というと、どうしても
労働と対極の概念として考えがちですが、
実は休息は生産性を上げるためには効果的に活用すべき
ものだと本書では説きます。
引用したいと思います。
休息に対する固定観念を変えていくいい言葉です。
休息や余暇について書かれた本は、労働の質や能力を高めることより、
労働から逃げることに焦点を置こうとする。
それらの本は、働きすぎに対抗する賢い生き方として、
怠惰でいることを賞賛する
わたしたちは労働や休息を対立するものと見なすようになった。
さらに問題なのは、休息とは単に働かないことと思い込み、
それ自体に独立した価値を認めないようとしないことだ。
休息と仕事は同等に扱わなければならない。
ここで休息という言葉は、
仕事をしない時間、仕事とは関係ない時間、
疲労を回復する時間と考えがちですが、
よく遊ぶ人ほど、仕事ができる
とか、
長くだらだら働くより、メリハリある人が
仕事ができる
は誰もが認めるところだと思います。
そこで人生と仕事のパフォーマンスを最高に高める
ものは、広義の休息習慣でしょう。
本書には、
4時間集中理論
朝の日課
歩く
昼寝
中断
睡眠
回復
運動
ディープ・プレイ
長期休暇
という切り口で戦略的休息が書かれています。
やや冗長な文章ではありますが、
ヒントになることがたくさんありました。
特に4時間労働理論。
最高の創造的な仕事をしていた
ダーウィンなど偉人は4時間集中、その代わり休みはなし!
ということ。
生産性がどう変わるか、
1週間ほど真似して取り入れてみようと思います。