習慣化コンサルタントの古川です。
15年前の私の土日はこんなリズムでした。
土曜日、朝気がつくと、
もう10時。平日の睡眠負債がそれでもまだ残っている。
起きるとともに、テレビをつける。
メレンゲの気持ちをつけて、
大して興味のないテーマを流されるがままに見ている
ふと気がつくと、お腹が減った。
時計を見ると、もう12時半・・・
テレビを消して、寝癖を直して、
スーパーにご飯を買い出しに行く。
サラダとトンカツとご飯とコーラ。
これらを買って、また自宅の寮に戻る。
そして、ご飯を食べながら、テレビ。
そうこうしている間にもう、2時。
せっかくの土曜日がこのままでは
テレビで潰れてしまう。
18時からは友人と飲みにく約束をしているが、
それまで結構時間がある。
身支度をして、新宿の紀伊国屋書店に行き、
本を買い込む。近くのカフェで読み込んでいる間に約束の時間が来る。
友人と23時まで飲んで、
家に帰り、レンタルショップで映画を借りてきて
夜更かしを楽しむ。
朝の三時になっている。力尽きるように寝落ち。
日曜日起きたらもう11時。
「あー、せっかくに日曜日がもう午前中終わり。明日の仕事は憂鬱だ。」
と気分がすぐれない。
こんな土日を過ごしていました。
今でも休日悪循環のリズムは、
朝のスタードダッシュが悪いときです。
朝、だらだらと気持ちにスイッチが入れられないと、
惰性で時を過ごしてしまう。
ゆっくりリラックスすることと、
惰性で過ごすことは違います。
意図してリラックスすれば、
たった1時間でも充足感はありますが、
惰性でテレビとともになんとなく過ごすと
3時間経つと、言い知れぬ空虚感だけが残ります。
さて、土日のだらだらリズムを
どうすれば正せるのか?
悩まれている方も多いと思います。
私が色々実験して、
休日いいリズムで過ごす人と話をして
わかったコツは、
「朝のスタートの切り方」
に集約されます。
朝、自分で決めたリズムでスタートすること、
感情の流されるがままにテレビや新聞、ネット、スマホで
他動的に動かされるのではなく。
自発的に意図して動かすルーティンを持つことです。
たとえば、
朝、7時から15分片付ける!
これが平日のルールだとします。
休日は9時に起きてもいいです。
でも9時半には15分の片づけルールからスタートします。
もしくは、
朝ウォーキングするのもいいでしょう。
自分で率先して自発的に起こす!
「決めた時間に決めたことをする」
これだけで休日の時間の主導権が取り戻せます。
休日は、疲れからどうしても感情の惰性のままに
過ごしたくなります。
もちろん、疲れは癒してください。
ストレスは解消しましょう。
でも、主導権を持っていなければ、
それも非効率になって惰性で時間が流れていきます。
まずは、生活のスタートは手綱を持ち、主導権を握る。
そのための休日ルーティンを作ってみてください。
私は、どの日も90分のルーティンを固定しています。
朝から休日も90分のルーティンからスタートすると、
その後の時間を非常に有効、有意義に使えます!