習慣化コンサルタントの古川です。
あなたの習慣化のモチベーションは、
記録の取り方で大きく変わります。
私の習慣化メソッドでは
「シンプルに記録する」を提唱していますが、
この記録の取り方に焦点を絞って、
今日は書きたいと思います。
「スコアをつければ組織は動く」(ダイレクト出版)
で次のような言葉が書かれていました。
人は報酬をもらって働くが、
それ以上の労力が必要とされるスポーツを、
お金を払ってまでするのはなぜなのか。
気温摂氏27度のビルで働かされたら、人は一日中文句を言っているだろう。
ところが、仕事が終わるや、彼らは職場よりもっと暑いテニスコートや
ゴルフコースへ出ていき、日が沈むまでプレーする。
面白い着眼点ですね。
スポーツが何故、そこまで私たちを没頭させるのか?
そして、スポーツを楽しませるために必ずあるもの、
それが「スコア」なのです。
野球観戦するときに、
ホームラン数、打率、打点、出塁率、盗塁数、
防御率、勝率、セーブ数
などスコアがあります。
選手はこのスコアを上げることが年俸アップになり、
ファンからも期待されたり、その実力を評価されます。
ここで、スポーツのスコアが全て「できたこと」
に焦点が当たっていることに着目しましょう。
野球なら、ホームランやヒット
サッカーなら、ゴール数、
ボーリングなら、ストライク数、
を数えます。
ポジティブなスコアを取ることで、
さらにやる気を向上させます。
スコアの数を増やそうとするわけですね。
これが逆にネガティブスコアを取ると
どうなるでしょうか?
野球なら、三振数、非打率
サッカーなら、ゴール成功率
ボーリングなら、ガータ数
をスコアリングすると・・・
確実に失敗を避けるようになります。
ネガティブ行動を避けるように努力が向けられます。
ここに意味がないわけではありませんが、
野球なら三振数を減らそうとするホームランバッターのように、
ホームランそのものが下がってしまいます。
ポジティブなスコアは、望ましい結果を増やそうと行動を強化します。
ネガティブなスコアは、望ましくない行動を減らそうとします。
習慣化はポジティブスコアの方が絶対にうまくいきます。
小さな○を積み重ねて、進捗している実感があるほうがいいのです。
手帳などに記録をとられるなら、
ポジティブスコアを中心にとるようにしてみてください。