習慣化コンサルタントの古川です。
なるべく良い戦略、やり方を考えるためには
知恵が必要です。
仕事の成果を高める
目標を達成させる
こんなときに、
「もっと、時間があれば」
「もっと、お金があれば」
とないものに目が行きがちですが、
実は制約が大きいほど、
知恵が働きます。
むしろ、制約条件に縛られることで
知恵を絞る習慣を意識的に身につけることを
取り組んでみてはいかがでしょうか?
仕事の成果を考えてみましょう。
私は、仕事の生産性を高めるためには、
退社時間をコミットすることを提唱しています。
これは紛れもなく制約です。
この制約があると、いつも通りのペースでは
仕事が処理できません。最初は残務が大量に発生します。
ここで「やっぱり、時間がないから残業」
とやってしまうと、知恵が働きません。
どうすれば、時間内に終わるかの知恵を振り絞ります。
考えてみたら、私たちの生産性が高まったのも
同じような原理のはずです。
たとえば、仕事の量、任せられるプロジェクトの数が増えた、
責任の範囲が増えた、部下のマネジメントをするようになった、
こんなときに、退社時間が変わらず量が増えると、
確実に知恵を振り絞り、やれることとやれないことを
区別したと思います。
こうやって生産性は高まるのですが、
これは制約があるから知恵が出た結果と言えます。
目標達成も同じです。
たとえば、あなたが週末起業をしたいとします。
普通に独立している人に比べて時間は足りないでしょう。
家族との時間を考えると、週に10時間も確保できるかどうか。
つまり、制約があるのです。
普通に独立している人と同じやり方で同じ成果は不可能です。
そこで知恵を振り絞るのです。
「本質的な努力とは何か?」
と考え続けるのです。
ベンチャー企業というのは、何もないところからスタートします。
「お金はない、お客さんはいない、実績はない、人はいない、信用はない」
制約だらけですが、
だからこそ、奇抜なアイデアや既存のやり方を脱却したアプローチを
出すことができます。
つまり、
「脳は制約をかけると知恵を出す」と言えます。
制約条件にはまった時は、
ぜひ「あー、条件が厳しい」「こんな環境ではできないよ」
となりがち。
人間は、「進捗」しているとき、やる気が上がり、
「障害」にぶつかるとやる気が下がります。
しかし、制約を障害と考えるのではなく、
「制約は知恵を絞る絶好の機会」だと
思って、前向きに考えるのです。
不思議とやる気になれます。
制約条件の中で知恵を振り絞りましょう。