習慣化コンサルタントの古川です。
「タイミング」
禅の言葉である
啐啄の機とは、
「啐」はひなが卵の殻を破って出ようとして鳴く声、
「啄」は母鳥が殻をつつき割る音
このタイミングがあった時に初めて生まれるという
意味です。
これって、面白いですね。
誰かが言っていましたが、
壊れたアナログ時計があり、
それが12:10のところで止まっている。
でも、そんな時計でも12時間に1回だけ
そこで止まっているだけですが、
正しい時間を示すときがやってくる。(笑)
でもこれって含蓄がある言葉です。
私たちはそれを待てずにあれこれ変えてしまうのですが、
実は英語の勉強をして、海外駐在をしたいと希望していたとします。
全く会社がドメスティックなビジネスしかしていなくても、
粘り強く勉強してチャンスを待っていたとします。
ある日、会社が外資系の企業に買収されたとします。
ここでチャンスがやってくるのです。
また、国内ビジネスだけだと先が見えてきたということで、
新しい社長が海外展開を発表するとします。
ここでもチャンスがやってくるのです。
もし、「どうせうちの会社ではチャンスないや」
と思って勉強していないと、チャンスが来てもフイにしてしまうのです。
タイミングを待つのは本当に苦しいことだと思います。
でもちゃんと最高のタイミングはやってきます。
たとえば、モテキ。
勉強が得意な男の子がいたとします。
小学校では、モテる子は、運動ができる子です。
運動音痴の彼はモテないかもしれません
中学校・高校では、ちょっと悪い目の不良がモテるとします。
真面目な彼はモテないかもしれません。
でもしっかり頑張っていれば、
大学時代に、チャンスがやってきます。
慶応大学に進学した彼は、合コンでモテる(笑)
勉強し続ければ、大学時代にモテキというタイミングが
やってくる。
まさに、長期的に考えてみると
努力の帳尻は必ず合うようにできている。
だから、継続は力なりで
そこまでじっと待つ。努力して待つ。
継続とは、ただ続けるだけではなく、
不遇に見える日の当たらない場所でも
ずっと咲き続けるという覚悟を持つという側面があります。
努力して、じっとタイミングを待つ!
私も肝に銘じたい言葉です。