習慣化コンサルタントの古川です。
野球にはなくて、
サッカーやラグビーにあるもの、
それはロスタイム。
ロスタイムとは、
球技の試合において、競技者の交代・負傷者のアピールや
怪我の程度の判断・負傷者の搬出などにより空費された時間、
いわゆる「空費時間」を指す通称である。
Wikipediaより
仕事の高密度化をするときに、
案外馬鹿にならないのが、ロスタイムです。
空費される時間はどれぐらいあるでしょうか?
サッカーやラグビーならその分延長になります。
仕事なら残業になります。
でも、仕事の場合ロスタイムは短いほどいい。
ふと、12年前の企業に勤めていた時の
私を考えてみると、
・喫煙所で先輩と談笑している時間
(12年前に禁煙しましたが、当時は二箱半吸っていた)
・残業が長いので夜ごはんを食べに行く時間
・移動時間が長く、その時間ぼーっとしていた
・机が汚く書類を探すのに時間がかかった
・パソコンのファイル名がバラバラ
どれが最新なのか、探すのに手間取る
・会議がダラダラしていて、1時間の予定が2時間かかる
・1つの仕事が終わって次の仕事にいくまでの時間が長い
・別のフロアに報告に行っては別の人に呼び止められて、
自席に戻るまで時間がかかっていた。
・カフェでリラックスする時間が多かった
という具合に、ロスタイムだらけでした。
ひどい時は朝の2時まで仕事をしていました。
確かに仕事は多かったのですが、今考えたら
段取りが悪すぎたのです。
でも、単純に考えれば、
ロスタイム(空費時間)をなくせば、
もっと早く帰れるよね!
というアドバイスになりがちですが、
実はそう簡単ではありません。
ロスタイムが多いから、
長時間残業になっているのではなく、
長時間残業になっているからロスタイムが増える。
というロジックです。
要は、鶏と卵の関係で繋がっているのです。
この連鎖を断ち切るためには、
ロスタイムを単純に減らすというより、
短時間・高密度仕事か、
長時間・低密度仕事か、
きっぱりどちらで行くかの選択です。
もちろん、短時間・高密度がいいとなりがちですが、
その分単位時間あたりの緊張感や集中力が求められます。
それほど、楽ではない。
いつも通りやるなら、低密度コースになっていくのです。
さて、ロスタイムを減らすためにどうすればいいのか?
それは退社時間を死守することです。
まず短時間にすることが先決です。
そして、高密度になっていくという順番。
先に制限を設けて減らさなければ、
密度は高まっていかないと私は断言できます。
長時間残業をすると、エネルギーが引くので
ロスタイムが増えます。
やはり、肝は退社時間死守だと思います。