習慣化コンサルタントの古川です。
こんな1日が私とって一番辛い。
朝からメールチェックをする。
そこには、緊急のメール返信要求。
1つ返信をする、
そうするとまた別のメールにとらわれる。
メールではなかなか要領を得ないので電話をする。
不在だからと折り返しを待つ。
待っている間、とりあえず単純な資料作成など
隙間時間でできることを待つ。
ようやく11時に相手と話しができる。
そして、本格的に執筆に集中しようかと思うと、
講演や研修日程の調整依頼、取材の調整依頼のメールが来る。
見てしまうと、すぐに対応したくなる。
そうして午前中が終わっていく。
私の仕事で最も大切な時間は、
クリエイティブな時間です。
しかし、上記のようなオペレーティブな時間を
先に朝とってしまうと、簡単に抜け出せません。
逆にオペレーティブモードの時に、
集中力を要するクリエイティブな
仕事はできにくい。
シングルモードで集中すると言っても、
オペレーティブなモードとクリエイティブなモード
は別に分けたほうがいいでしょう。
クリエイティブなモードは、一定の集中時間が必要です。
なぜなら、脳がモードに入るためには、立ち上げに時間がかかるからです。
ようやく軌道に乗ってきたら、初めてクリエイティブになれる。
だから提案書作成や本の執筆、コンテンツ開発などは
静かな時間が必要です。
オペレーティブなモードは、
複雑なやりとりやルーティング、雑用をこなす時に有効です。
冒頭のような仕事はまさにオペレーティブです。
さて、
私の場合は、
ざっくりと
午前:クリエイティブモード
午後:オペレーティブモード
というリズムをつくっています。
このリズムが崩れないように気をつけています。
多くのビジネスパーソンの場合は、
オペレーティブモードがもっと圧倒的に長いと
思います。
ただ、1日1時間はクリエイティブモードの仕事を
お勧めします。
もちろん、企画書や提案書作成などがある人は、
その仕事を!
でも事務処理でルーティンワークだとしても
マネージャーで突発に追われているとしても、
1日1時間、じっくり深く考える時間をつくる。
たとえば、1週間の予定を見直す、振り返る。
効率を良くするための仕組みを考える、雛形をつくる、
チームの戦略を見直す、育成プランをつくる
など深く考えるクリエイティブモードでの仕事が
結果的に成果を最大化してくれます。
朝60分のクリエイティブモードでの仕事をして
その後、オペレーティブモードに切り替えるとすると、
絶対的に重要なポイントは、
朝一番、メールを見ないことです。
メールを見てしまうと、オペレーティブモードに入ってしまい
クリエイティブになりにくい。
また、朝一番でなければクリエイティブモードの
立ち上げは難しいと思います。
エネルギーを要するからです。
ぜひ、理想のスケジュールをつくってみてください。