習慣化コンサルタントの古川です。
「人生を変える」が
自分の使命だと思ってやっていますが、
これは結構、ご本人にとっては大変なプロセスでもあります。
多くの方の変化を見ていて、
最後の結果は美しくてもプロセスは、
身を引き裂くような苦しさがあるからです。
客観的に見れば、
芋虫が蝶になるプロセスは、
美しく変化している例に見えます。
しかし、芋虫にとっては過酷なプロセスです。
目や胸が引き裂かれて、粉々に壊れていく
恐怖の瞬間ではないでしょうか。
蝶になってしまえば、それも良かったと言えますが、
そのプロセスは、もし芋虫に選択の余地があるなら
このような心の声が生まれると思います。
「もう少し待ってみよう」「今のままではダメなんだろうか」
「なんでそこまで蝶になる必要があるのか?」
「芋虫のままで贅沢言わずに過ごしたほうがいいんじゃないか?」
「蝶になったら外敵に狙われる危険があるし。」
「蝶になる瞬間、相当痛いんだろうなー、いや^耐えられないかも」
というような声。
古い自分が壊れて、
新しい自分になる瞬間は、葛藤が生まれます。
私たちの心は、
「変わりたい!」
と同時に
「変わりたくない!」
があるからです。
変わっていくのに大切なことは、
心のそこにある、変わりたくない!
という気持ちをそのまま受容してあげることです。
「そうか、そうか!怖いよね」
と共感してあげるのです。
そうすると、徐々に
「でもさー、そんなことばっかり言ってても前に進まないしねー」
と心が反応し始める。
悩み事相談と全く同じですよね。
まずは共感して聴く
そして相手の中の変わりたいが全面に出てくる。
この順番で心を内観することが
変化には必要だと私は考えます。
芋虫のままいるも、蝶になるも
選択の問題です。