精神の狭量が頑固を生む | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。



習慣化コンサルタントの古川です。


何か、新しいことをやろうとすると、
周りから次のような反応が返ってきます。

「こんなものがうまくいくはずがない」
「世の中そんなことがまかり通るほど甘くない」
「前例がない」


人間は変化したくない動物です。
このようにアドバイスする人たちは、
相手のためを思って言っているのですが、
深層心理では、実は自分の精神世界の安定を保ちたいのです。


つまり、新しいやり方、新しいことがまかり通るようになると
自分の中の、秩序、安定が壊れてしまう。

混乱や当惑する気持ちを回避するために、
反対しているのです。



つまり、自分の精神の許容量が狭い。

ラ・ロシェフコーは、
「精神の狭量が頑固を生む」

という名言を残しています。



年をとると、混乱や変化・当惑が強くなります。
逆に子どもの頃はそれが好奇心の対象。



インターネットが一般化し始めた1995年。
あの頃のビジネス書を読んでみると、この変化に
対する意見は二分していました。



これは革命的な変化を起こす!
と言っていた人が半分。

もう半分は、

インターネットはすごいけど効果は限定的。
プライバシーを保護出来ない、セキュリティーが
あまくインターネットの世界は無秩序。
だから商業まで発展することは考え難い。

こんな意見が半分だったでしょうか。



確かにセキュリティーやプライバシーの問題は
今も大きく残っています。


でも、それを見て大きくならないと反応する深層心理には
やはり、リアルの世界が続く、ビジネス環境が変わると
全てのマーケティングやサービスの前提が変わるので、
変わらないのだと思いたい。


そんな心理が見え隠れします。



どんどん年をとると、
変化・混乱を受け入れる器が狭量してきます。
そうすると頑固になっていきます。


頑固になっているなーと思ったら、
相手の意見を反対する前にやってみる、本当にそうだろうかと
疑ってみるのがいいと思います。


やっとフェイスブックに慣れた人が、
Instagramという新しい技術が出てきたら
もう対応不能。


私もあれは文字が見れないから写真のアルバムみたいなものでしょ?
と言ってシャットアウトしていました。


でも本当は、新しい技術になれるのが億劫だったのですね。
出始めは別にして、今はInstagramでお店もどんどん集客が出来ている時代です。


変化へ心を解放しておく必要があると
つくづく、自戒の念を持ってこの名言を眺めていました。