習慣化コンサルタントの古川です。
ヤフーのチーフストラテジストオフィサー
で、大ベストセラー「イシューからはじめよ」の
著者である、安宅和人さん。
マッキンゼーアンドカンパニーで、
コンサルタントを長く勤めて来た人物です。
ヤフーは、激動のネット業界で勝ち組の会社です。
その凄さは利益率。
売上:3862億円(2013年)
利益:1974億円(2013年)
51%
恐ろしい利益率を誇る会社のトップは、
次のように語っています。
※日経ビジネスアソシエ 課題解決のための思考トレーニングより引用
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「考える力をつけたいなら、アウトプットへの注力が唯一無二の方法です。
アウトプットすればするほど、思考力は上がる。極端な例ですが、
インプットゼロでも経験や勘を頼りに出来るし、空想もできる。
アウトプットありきの姿勢で臨めば、足りない点に気づきやすく、
後で智慧が自然に働く。何でもいいから考えたことを吐き出し、可視化させることの
メリットは大きいのです。」
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先にインプットから始めると、
尽きない不足感を味わいます。
まず、自分なりの仮説やイメージで考えてみる。
それがどんなに偏った幼稚な内容でもいいのです。
自分のアウトプットを書くことです。
私も書籍を書くときに、新しいメソッドを開発するときは、
漠然としたスケッチからスタートします。
完成状態からすれば恥ずかしい内容です。
でも一旦アウトプットすると、
脳は恐ろしいほどその幼稚な状態を放置できず、
考え続けてくれます。
寝ている間も潜在意識が稼働して、ひらめきをくれる。
こんなアウトプットを100回も繰り返していると
かなりいいものに磨かれていきます。
習慣化メソッドも1年半かけて100回は作り直し、
原稿は3回も書きました。
言葉は磨かれ、思考はクリアになり、概念の区別も精密にできるようになりました。
これは、アウトプットをして可視化するからこそ、どんどん深まっていくのです。
さらに安宅さんの言葉を見ていきましょう。
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アウトプットしない状態は何も考えていない状態と同じ。
できるビジネスパーソンは、「1のインプットで、10のアウトプットを出す
ことを簡単にやってのける。
思考力を上げるためには、「頭で考えたことを言葉に落とし込んで書き出す」習慣
を取り入れることをオススメします。
紙でも、パソコンでも、スマホでもいい。
簡単と思うかもしれません。しかし「考えていること」「言いたいこと」
を言葉で具体的に表現することは難しい。
「人間は言葉にしないと、頭に浮かんだ概念を纏められない。
つまり、言葉を使えば、思考がクリアになる」
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そう、極端な話、本を読むだけなら
何も考えなくてもできます。
アウトプットすると10倍学べます。
教えると100倍学べます。
だから、インプットよりアウトプットをすること。
今までの経験や情報だけで充分、多くのことを考えることができます。
小さなB5ノートを買って、持ち歩いて下さい。
電車の中は考えるのに最高の空間であり、習慣にするには
最適なタイミングです。