習慣化コンサルタントの古川です。
先日、私たちの脳の3つの機能をご紹介しました。
1.生存維持機能
2.習慣化機能
3.目標達成機能
私たちにはこの3つが絡み合って選択や意思決定を
行なっているというのが神経経済学の考え方。
片づけ、英語の勉強、早起き、運動、ダイエット・・・
最初の3日坊主で終わるのは、3の目標達成機能に
頼るからです。
この目標達成機能は、認知資源を使います。
つまり、集中力や注意力。
そのターゲットに集中していなければなりません。
しかし、私たちは片づけのことばかりを考えて生活はできない。
結局、多くの認知資源を他に使っている間に、
その目標そのもを忘れてしまう、ないし認知資源が仕事などに
消費されると続かない。
目標達成機能は、結果に焦点を当てる。意識の力を使う
習慣化機能は、行動に焦点を当てる。無意識的な自動化の力を使う。
だから、はじめから習慣化機能に組み込むプログラムが必要。
だから、目標達成と習慣化は違う。
根本的に発想を変えないと、TOEIC800点だけに焦点が
当たると勉強が続かない。
習慣化行動を脳にプログラムするためには、
毎日、小さい行動でいいので、覚えさせる。
それは九官鳥に言葉を覚えさせるのと同じで、
忍耐は必要ですが、繰り返せば必ず覚える。
覚えてしまえば、あとはひたすら繰り返してくれる。
これこそ、習慣化機能の最大の魅力ですね。