習慣化コンサルタントの古川です。
さて、多少偏った意見かもしれませんが、
私が感じていることをお話したいと思います。
仕事におけるEメール。
どんどん、増えて行く一方ですね。
企業に勤めている人なら、
プロジェクト関係者ということでccが入ってきて
多い人で1日600通、最も激しい人で2500通という人がいました。
2500通はマネージャーでもはや処理できませんが、
600通も激しすぎる。
常にメールを見ていないと仕事にならないという人も多いでしょう。
でも、メールは仕事をどんどん増殖させます。
自己管理ができている人でもどんどん引っ張られます。
なぜか?
見てないと不安だから、何かあったら急ぎで対応しなきゃいけないから
という心配と不安があるからでしょう。
さらに、急ぎでないものを急ぎで返信すると、
キャッチボールのリズムが出来て、すぐに返さざるを得なくなる。
もちろん、仕事のオペレーション上
「仕方が無い」ということは簡単です。
実際そうだと思います。
しかし、メールに振り回されているのか、
主導権を持って、必要なものを処理できているのかは
全く違います。
多くの場合、会社に行ってメールを立ち上げないと不安という
場合は、やはり振り回されている傾向が大きいです。
メールはどんどん増殖する。
時間を奪っていきます。
さらに、仕事の集中力を奪います。
1つの仕事に集中していても、メールの受信通知を見て
メールを見た段階で、脳は別作業に取りかかっています。
この中断を許すか許さないかは一事が万事。
つい、見てしまうと脳はギアチェンジをして再度ギアを入れ直すのに
相当時間がかかります。
エネルギーをその分消費してしまう。
気づかないうちに1日何十回とやっているこの作業を
メールを返信する作業に規律を設ける、自動受信を手動に変えるという
ことをするだけで全然変わってきます。
SNSも同じ。
見始めると、どんどん増える。
コメントすれば、コメントが返って来る。
その繰り返しで、時間がどんどんSNSに浸食されていく。
仕事ではメール、休日も会社のメール。
私生活ではフェイスブックとLine
ずっとデジタル機器が手放せない生活は、
脳にとってストレスフル。
自己規律を持ってメールやSNSを使う。
主導権を取り戻していければ、随分と生活や仕事はシンプルに
なり、本当に重要でやりたいことに集中できます。
ネット断食をすると、本当にシンプルな生活があるんだなと
再確認できます。
ふと気づくとネットの魔力に浸食されるものなので、
ちょっと偏った意見もありますが、自戒の念も込めて書きました。