習慣化コンサルタントの古川です。
プレジデント誌の「日本一すごい仕事術」の
8月号に、伊藤忠商事の岡藤正広社長のインタビュー内容が掲載されていました。
私がとても印象的だったのは、次の言葉です。
「その日の仕事はその日の仕上げて、翌日に持ち越さない」
「残業をするのは、年に二回の繁忙期に一週間ずつくらい」
伊藤忠商事の社長と言えば明らかに激務。
もちろん、社長だから色々任せられるのだろうと言う人もいるかもしれませんが、
岡藤社長は若い頃、いわゆる熱血商社マン、長時間労働がもてはやされたとき
から実践しているのです。
だから時間の使い方は、やり方次第。
では、どのようなモットーややり方をされているのでしょうか?
本文から引用します。
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「限られた時間でスピーディーに仕事を進めるコツは、全体の仕事を見ながら
重い仕事から着手すること」
「まず、最も重要で時間がかかりそうな仕事から始めます。
負荷の低い仕事は、後からでもさっさと済ませられるでしょうし、場合によっては
やらなくてもいいかもしれません」
「学生時代の試験勉強もそうでしょう。
要領の悪い人は、問題集を開いたら一ページ目から取りかかる。
初めは気力が充実しているけども、その辺りにはやさしい問題しかない。
だんだん集中力がなくなり、後半の問題はまったく手つかずになる。
本当は自分の弱いところや、重要な問題を初めに抜き出すべきなのに、
やらなくてもいい問題ばかり解いているわけです。
私自身の反省から話しているわけですけど(笑)」
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確かに、分かりやすい表現ですし、人間の心理ですよね。
朝から負荷の少ない郵送物のチェックやメールの確認、机の上の整理など。。
これで軽く30分以上は過ぎてしまう。
この30分で一番重要な仕事を片づけるべき。でもそれが率先できないという
ことですが、実際私のグループコンサルティングでは
細かい方法を駆使すればできるようになります。
いずれにしても、伊藤忠の社長でもノー残業なので私たちにできないことは
ないですよね。
時間の使い方は命の使い方でもあります。