習慣化コンサルタントの古川です。
私は、企業向けに「卓越したノウハウを形式知化して、習慣化する」
ことを目的としたコンサルティングを行なっています。
今、団塊世代が続々と退職していく中で
営業、製造などノウハウが伝承されないままに、企業から消えていくことを
危惧する経営者・事業部長が増えています。
形式知という言葉を出したので、一応言葉の定義をしておきます。
暗黙知とは、
「経験や勘に基づく知識のことで、言葉などで表現が難しいもの」
形式知とは、
「主に文章・図表・数式などによって説明・表現できる知識」
ここで大切なことは、経験や勘を自分では形式知にすることは難しくとも
プロがやれば、形式知にすることができます。
形式知になれば何がいいか?
3つの経営メリットがあります。
1.再現性を発揮できる
暗黙知とは意識できていないことなので、
ブランクが空いたり、調子が悪くなるとその時点で
元の状態を取り戻せなくなります。
売れる営業マンが突然、調子を崩して売れなくなったとき、
どういう戦略・行動が変わったのか?
意識出来ていないと、スランプが続きます。
形式知になっていると、自分でチェックすることができ
取り戻すことができます。
たとえば、営業で言うならば、ヒアリング項目がどれだけ聞けていないか?
テレアポの数がどれだけ減ったか?提案の数がどれだけ減ったか?
原因と結果の法則からすれば、原因を追求するためには、ノウハウの形式知化が
必要です。
結果、売れ続ける営業マンになるのです。
2.全社化できる
形式知化できると、優れたトップ5%のノウハウを全社化することができます。
もちろん、受け入れない人もいるでしょう。
しかし、展開することができるのは、形式知になったからです。
ここでポイントなのは、トップ5%ノウハウは多様性があり、個別制が高いので
これをどのように統合して、全員に納得感がある体系に仕上げるかがポイントです。
ただ、形式知にして私が最も目指したいのは、全社化する、習慣化することです。
3.進化・発展できる
無印良品のMUJIGURAMという全社マニュアルをご存知でしょうか?
会社のアルバイト教育から店舗立ち上げまで、この全社マニュアルに乗っ取ってやる
ことになっています。
これによりノウハウの再現性と全社化ができているわけです。
そして、このMUJIGURAMが素晴らしいのは、進化・発展を続けていること。
良いノウハウがあれば、それがMUJIGURAMに反映されて、また展開されるようになります。
進化・発展のDNAもきちんと組み込まれた仕組みづくりになっているのです。
これは初めから意図して作らなければ、決してできるものではありません。
無印良品はこれにより、急速な多店舗展開を続けながら、高品質・高いサービスを
提供し続けているのです。
マニュアルというと柔軟性が欠けるように聞こえますが、社員の自立性と理想的な手順や工程
を指し示してそれを遵守させることは両立できます。
大切なことは、思想。
やらされ感でマニュアルだと社員が捉えた瞬間に、受身になり抵抗が始まります。
この辺の話はまた、別の機会にお話したいと思います。
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