9)健康な基盤と長期ビジョン | bisui.nihon 美粋書房

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『日本文化原論 真なる調和への道 神からのブラボォー』
(著 横山俊一)販売中

台本が配られ、配役が書いてあり、その通りにやるようにと指示が成される。これに疑問を抱き、「なぜ」と抱いて、セリフや配役への思慮が進んで、自分のセリフを自分で作り、台本を書く事がないと、魂の抜けたお人形が作られる。物理力を与えるとそれへ淡々と反応し、言われた通りの指示命令に従い、エネルギーを得る習慣へ及びロボットが誕生する。

物質文明のなりの果てを見るようであり、人間の機械化された世界が生まれ、哲学の希薄な機能に偏した体質へ及んで、基準の形成と適用を図り検証と改善というサイクルを喪失した規則性が進んで、台本を書かせない性格に陥る。体をもって外界と触れ、感性が起こって、学びと反省を経る中で、言葉と相関を抱きながら、因果の適正を構成して、行為へ及ばせるという一連の活動が組み込まれて、自主内発的なエネルギーを作る生産の仕組みが内蔵される。

快不快感、喜怒哀楽、真善美、等という価値観が作り出され、実際に作用する事に健康な主体性が生まれる。物理的機械化されるほどに、外界からの因果は、単純化して、多面的思慮や多様な質感を抱き考え作り上げる構造が貧祖化して、人間性に反映される。

近代文明から強められたトレンドとも伺え、言葉がやけに頭に入力されるも体や感性を通さない事から、断片的な観念の体系に留まり、洗練した太い基軸原理の形成へ及ばず場当たりの物性反応に流れる。

このような面が中長期尺度から映し出される人間性の狂いと浮かべられ、偏った世界観などを作り、オーソドックな規則性や世界観から外れて、基礎基盤の作られないまま、可笑しなエネルギーや欲望と至る事に対して、健康な主体性を鑑みて、ずれを認識し補正する周期に回り、根と基軸の良質性と安定を備えた力の循環を作り上げ、内外とのより良い調和を達成する。

理想と現況と方法と改善の動態と現れ、需給構造を形成しながら、一定の領域に軸をもって、確かな実感を図りエネルギーの発生と返還の規則性を確立して、地に付く発想や論理や体系が現れる。右翼や左翼、親日や反日、等という識別に及ぶ以前の基礎基盤の適正が作られて、安定した精神性と機能を構成して、健康な人間性を図り、外界へ利益を作り続ける力が続く。

過剰な欲求が拡大する程に、よくわからないような事も知ったような気になって虫食いの盗みを働く。体と心を通した一次現象で物事を作り確かな根拠を掴んで、健康な欲求と制御性が生まれるものと思います。台本役者の増産は、程ほどに抑え基軸が壊れぬような社会を意図して、自存と共存の適当な持続を叶える。批判精神と虫食い病は紙一重になり、自己体系の形成へ進まない批判に偏ると、クレーマーや夢遊病、盗み症と呼ばれる。「ロボットから健康な人間」というコンセプトが時代の中枢に配されて確たる長期ビジョンと描き出される。お飾りのような慣習を見直し自身の言葉で話ができる健康な常識と体質への規則性が強化され成長の礎が固まる。社会のインフラ的な配置に、可笑しなロボットを備える事無く、健康な過程を通した人間性を見極めて、基盤の狂いに及ばぬ適正化へ視線が及ぶ。

妙な踊りは、息抜き程度に起こす事が適当であり、常に踊っているような状態では病理と映り、緊張と緩和の適度感を欠き右往左往の物理性を求める無機質化した性格と及ぶ。マスコミ病や評論病という現象への適正化が進んで、健全な力を阻害する事無く良好な利益を脈々と作り出される文化へ及ぶ。