概念の形成は、要素と要素関係という静と動の構成を纏めて名詞と付されて認識へ及ぶ。人権と言った場合、何が要素で、どの要素と関わりを持つか、因果の連なりが構成されて、中身が浮かび上がる。基本的人権の要素は、「包括的基本権、自由権、社会権、参政権、国務請求権、平和的生存権」と示される。包括的基本権が他の要素を包括する上位概念となるように伺える。包括的基本権は幸福追求権と法の下の平等の二つの要素で構成される。
基本的人権 |
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包括的基本権 |
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幸福追求権 |
法の下の平等 |
自由権、社会権、参政権、国務請求権、平和的生存権
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(ウィキペディアフリー百科事典より抜粋加工)
こんな階層構造のようであるが、上下の連なりが、私には良く整理された構造とは思えず、思慮の浅い断片区分の体系と映り体にスッーと入ってこない。正負の体験を重ね、所々で集約し、そして試行して正負を重ね、集約するという繰り返しから、次第に根源性を掴み、洗練された要素と要素関係の縦横配列へ及んで、生きた臨場感に及ぶ概念の体系へと進むように思います。
思慮が弱いまま羅列的な要素が置かれ、上下左右の相関が錯綜し、有機的な概念と届かず、人口性の力みや粗雑な印象で留まる体系が生まれ、断片的なまま、各要素の詳述と分化を進める。実際の運用から正負の感性を経て、自らの強い感性に基づき思慮が深まり、分化を統合する事や統合を分化するという中で、用語の配列にスッキリ感が作られる。成熟度や完成度とは、こんな思慮と体験をもって用語の種類が洗練化され生きた現象へと作用する。自己の感性を通さずに、頭脳的な整理で留まると、力の弱いエネルギーによる断片化した体系で留まるようにも思います。「世界の根源はなんであるか?」と問いが深まり、動静や生滅、時空や利益等という所へ行きつき、根源からの体系として構成される。用語ばかりがやけに踊るような心象で、見ても印象に残らず、用いられる事のない表現が粗雑に並べられる。成熟度がいまだ不十分で、個別的な感覚をただそのまま列挙し、集約や統合と試行から正負の体験をもって思慮に及んで、有機的な縦横構造や生命観の伝わる体系へ進む。表現自体に力が起こり外界を動かすエネルギーへ及んで、生きた体系と実証される。軋轢や対立を真摯に図り、感性をもって思慮へ進み表現に生命が宿る。出来た体系などを安易に吸収し使わなければ記憶にも残らず磨かれもせずに、不毛な頭のやけにでかい体形が生まれる。精神性の健康さを失い外界へ違和感を強める。お飾りや盗み体質は、強い責任意識の伴わない利己的欲求過多の歪な表現を多産し、「口先だけ」で結果が付かず、安易に断定などを起こしたり、「すいません」等として安々と片付ける。これに真面に付き合う人は、稀有でしょう。物理依存症で、生身の創造力が進まない結果生まれる現象と思われます。PDCAサイクルが自然に体内化して、頭と体と心を良く回して起こされる表現に生命が生まれる。
肥満者の趣味に付き合うことなく、実際の現象は作られる。変な奴が主導してもまともな力や生きた体系などは作られない。