居心地 | 加藤敏明のブログ

加藤敏明のブログ

人の心と人間関係について、日々のカウンセリングやセミナーを通じて感じたことを記載します。

ゴールデンウィークもあと2日となりました。

通勤していた頃の朝の電車は、流石に空いていました。

いつも同じ時間帯の電車に乗っていましたので

大抵は挨拶もしない顔見知りの人達。

 

電車から降りる都合もありますが、大体同じ

場所にいたいと思うのは仕方ありません。

慣れた場所の方が居心地が良く落ち着けるから。

習慣化された心理が働いています。

 

 

今の若者のは同じ空間を共有していれば友達

であるという感覚があるようです。

まさに電車の中がそれに近く、疑似体験とも

言えるでしょう。

 

いつも同じ車両で同じ場所付近。そして大体同じ

ような顔ぶれ。本を読む人、目を閉じている人、

新聞を読んでいる人、いつも同じパターンです。

 

顔見知りではあるけれど、踏み込みません。

唯一のプライベートタイムかも知れないから。

私の心理もそのように働いています。

 

でも、この人達と全く違う場所で話をする機会が

与えられたらどうでしょう。きっと直ぐに打ち解けて

しまうような気がします。

「いつも電車の中でお目にかかってていますよね?」

「そうですね! 失礼致しました。」という会話が

成り立ちそうです。

 

出会いを大切にすると決めている私ですが、

対話が無いということは、未だ話しをする必要性を

持たない人達なのでしょう。

余計なことで、その人達の居心地が良い空間を

奪いたくはありません。

 

私自身は出会いを必然と思っていますが

必然性のない出会いもありそうです。

今まで余り考えたことがありませんでした。

必然的な出会いはお互いが真に必要としている時。

当然深い関係性を持つことになります。

 

そうではない出会いは、まさに電車の中のようなもの。

お互いが出会いを必要と感じていません。

ただ、出会っていることは確かなだけ。

 

このようなことを考え始めると切りがありません。

人との関係は不思議なものであると思うことに

止めておきます。

 

            就職塾 加藤 敏明

 

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