普段乗りでも、サーキットでも、乗れてくるのを感じると
新しいバイクが欲しくなる。。
一時期ほどじゃないけど、今だってバイクは数台持ってる。
ヨたった体は一つしかないのにねぇ。。
コレはギターも同じ。。
最初はモーリスの5万円のアコースティックギターが
一本あるだけだった。
ライブができるようになると。。
レコーディングするようになると。。。
ギャラが取れるようになると。
テレビに出るから洒落た奴を。。
とうとう1本が7桁を刻むようになり、
彼女を水商売に叩き込むようなロクでもない
ミュージシャンの本道を進み始める(笑)
気が付くと貧乏フリーアルバイターの
ミュージシャンのギターのローンは毎月8万円を超えた
バイクと値段が違うしね。。手軽な分、
増え始めると勢いが違う(笑)
なんせ中学生のお年玉でも増えたりする。。(笑)
それでも、ギターの聖域「ギブソン」だ「フェンダー」だと、
手を出し始めると、そう簡単にはいかなくなる。。
昼メシ代をコツコツ貯めたり、アルバイト始めたりして
最初のギブソンを手に入れる!
初めて手に入れるギブソンは、それが新品であっても
ビンテージバイクのように芳醇な香りを放っている
■ビンテージバイク。。
ドコドコと身をよじり狂おしく躯体を進める姿は
乗る者を見る者をその旅に伴わせ
あらゆる景色を縦ノリで刻む。。。その点において
ビンテージギターをはじめとした古い楽器は
長い時を経て熟成され、聴く者を包み、
深い一体感を感じさせる、
同じような優しさと寛容さを持つビンテージバイクも
あらゆる人間ドラマを乗せて駆け抜けてきた日々を
優しく言い表している。。
■そういった意味でビンテージの楽器と通ずる
ビンテージバイクは、まるで楽器みたいだ。
ただのペンタトニックスケールでも、新品ギターで
若者が弾くと、パソコンのシーケンスシフトの演奏
みたいに聴こえるのがその証拠だ。。って言うと、
無駄に歳を取った証拠だと言われそうだけど。。
o0259019415179999404.jpg@@259@194
ビンテージと言うほど熟成されてはいないけれど
自分が年齢を重ねるのと同じように、ゆっくりとしたテンポで
リズムを刻んできたギターが、なんんだかんだで30本近く
狭い部屋を占拠するようになった。
バイクは興味を持ったのが遅かったので、
それほど熟成されたものは所有していないが、
古くなったから手を入れなくなる。。といtった事も無く
昔ながらのキャブ車を中心に、インジェクション車も交えて
っている。
それに大切に乗俺ら世代のバイクは今や全部ビンテージの仲間入りを果たし
大勢の人たちに大事に大切にされている。
バイクとかギターとか。。こんなに愛されて、使えなくなっても
修理され、調整され、ウェスで丁寧に拭かれ、愛で、触れ。。
こんなに幸せな工業製品が他にどれほどあるだろうか?
大切にされれば、また蘇り、人間を幸せにする。。
ビンテージとは、壁にかけてかざられる物ではなく、
そういった領域に入ったモノを言うのだろう。。