小田原城は、神奈川県小田原市にあり、私は、小田急線の小田原駅から歩いて約10分で行きました。

 何度か行ったことがありますが、天守閣に初めて登ったのは、2019年11月2日に行った時でした。

 小田原城は、室町時代に大森氏の築いた山城が前身で、その後北条氏の居城となり、関東支配の中心拠点として整備拡張されました。

 北条氏滅亡後は、徳川家康に従って小田原攻めに参陣した大久保氏が城主となり、城は近世城郭の姿に改修されました。

 やがて幕末に至り、1870年に廃城となり、城内の多くの建物は解体されました。

 

 小田原駅から城址公園の北入口を入って少し歩くと、本丸に出ます。

 本丸広場には、本丸茶屋・売店、甲冑・着物貸出し所などがあります。

 昔は、動物園があったそうですが、実質的な閉園状態に向かい、引き取り手が見つからないサル舎だけが残されていました。

 ここのサルたちも、2023年末には、他の動物園に引取られることになったそうです。

 1960年には廃城以来90年ぶりに復興された天守閣に入ると、1階と2階は常設展示室、3階と4階は企画展示室になっていて、5階には、江戸時代の天守にまつられていたとされる再現された摩利支天像の安置空間を見ることができました。

 展望デッキに出ると、城下町や相模湾などが良く見えました。

 次に1971年に再建された常盤木門を通って二の丸へ。

 こちらでは、1934年に再建された隅櫓や、1997年に再建された銅門や、2009年に再建された馬出門などを見ることができました。

 正規登城ルートとは逆順でした。その他、歴史見聞館などもありました。

 以前、春に来た時には、はなしょうぶや、あじさいがきれいでした。

 

 南入口側には、郷土文化館があり、その先には、こども遊園地と報徳二宮神社がありましたので、立ち寄ってみました。

 こども遊園地には豆汽車があり、格安なので乗ってみました。

 報徳二宮神社は、二宮尊徳翁(金次郎)をお祀りする神社です。

 行った時には、七五三参りに来ていた子たちもいて、とっても可愛かったです。

 最近では、二宮金次郎像のある小学校は少なくなってしまいましたが、やむを得ない事情で行き場がなくなってしまった場合は、二宮金次郎像を引き受けて頂けるそうです。

 二宮金次郎像が撤去される背景には、「子どもが働く姿を勧めることはできない」とか「歩きながら本を読むのは危険」とか「歩きながらスマートフォンを操作する行為を肯定しかねない」などがあったのではないかと思います。

 

 像の撤去の是非はさておき、そもそも、学生の読書離れが進んでいるそうですね。

 私も読書感想文を書くための読書は苦手でした。今では、ユーチューブなど動画を見るほうが楽だからでしょうか。

 タブレット型リーダーで電子書籍を読んだり、プロが読んでいるのを聞いたり、本の要約サイトを見たりと、読書の形態も多様化しています。

 でも、やはり私は、電子書籍も読みますが、紙のページを一枚一枚めくる読書が好きですね。

 

 昔ながらのやりかたでも幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月25日の生活記録」