17.03.11 徳倉城[松田氏家臣宇垣氏の城]@岡山県岡山市 その2 | ぬるま湯に浸かった状態

ぬるま湯に浸かった状態

城巡りを中心にしたブログです。
『ぬるい』ので入られる方はご注意ください。

徳倉城 レポ第2弾です。

その1押左矢印に貼っています。

 

 

 

見所となる遺構 (土塁など)はブルー、名前のある場所 (本丸など)はパープル

現存建築物 (移築建築物含む)はピンク、再現建築物 (模擬建築物含む)はオレンジ

そして跡地 (櫓跡など)はグリーンで表記します。

 

 

 

 鳥瞰図

 

 

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本丸前にやってきたのですが、眼前に突如、石垣 が表れてかなり驚きました。

 

 !!!!!!!!!!

 

 

 

打込接の乱積の石垣

しかも整然と積まれている。

そんな石垣がいきなり登場するとういうのは、なかなかない光景です。

 

 いやぁ~素晴らしい爆  笑

 

 

 

1枚目の写真の石垣の奥には、本丸大手虎口 があります。

坂虎口 になっており、本丸からの横矢をバンバン受ける形になっています。

 

 こういう形の虎口もなかなかイイですね。

 

 

 

虎口の石垣 には、大きな石も使用されています。

これこそ、権力の誇示を表しているモノと言えるでしょうね。

 

 訪れた人も驚いたハズです。

 

 

 

横矢 が掛かった部分。

以前から横矢好きですが、今でも横矢への情熱は変わりません。

 

 石垣の写真を撮る時には、かなり確立で横矢を撮っています。

 

 

 

ただ本丸周囲もヤブになっている箇所があり、立入する事が不可能の場所があるのが残念ショボーン

でも、何とか写真には素晴らしい石垣 を治める事ができました。

 

 この石垣が一番高そうでした。

 

 

 坂虎口から見ると、横っ腹しか見えませんでしたもやもや

 

 

 

本丸に登って虎口を。

坂を登りながら横矢を受けるのは、非常に厳しいのではと想像してしまいます。

 

 こういう絵というのも珍しい。

 

 

 

本丸 です。

かなり広い曲輪です。

 

 桜の木が植わってますね。

 

 

 

本丸の中心に、妙見社というお宮が鎮座しています。

そこに石列 が見られました。

鳥瞰図に天守跡となっていましたが…石列の範囲はそこそこ広かったので、もしかしたらあったのかも

と妄想してしまいました。

 

 小さな祠には似つかわしくない、広さでした。

 

 

 

本丸の北側には獣除けみたいなモノがあります。

この先は尾根になっており段郭が続いていましたが…見に行く勇気はありませんでしたアセアセ

 

 友人と一緒でしたから余計にね。

 

 

 

木々の間から眺望が効く場所はありました。

城の西側を見ているのですが、この小平野を進んでいくと、旭川にぶち当たります。

本当は、その合流点付近にある城に行きたかったのですが、これはまたの機会ですな。

 

 ここだけ木が切られているのかな?

 

 

 

この場所の傍、本丸の南側には石塁 が残っていました。

虎口周辺の石垣を見た時もそうでしたが、この石塁にも狂喜乱舞していました爆  笑

 

 多聞櫓が乗るには幅がなさすぎましたけど…。

 

 

 塀があったのかもしれませんね。

 

 

 

石塁に登る雁木 は少々崩れかけていましたが、残ってましたよ!

 

 いやぁ~楽しいわぁ~爆  笑

 

 

 

隅部は、算木積にはなっていませんでした。

 

 この隅部は下まで落ちていました。

 

 

 

石塁上から南下を覗くと、鈍角で曲がっている箇所があります。

しのぎ積 で積まれているようです。

 

 こういう絵はなかなか撮らないですねぇ~。

 

 

 

本丸から搦手である南側を降りていきます。

三の丸に到達すると、ここにも打込接の本丸石垣 が見られました。

 

 しかしですねぇ~。

 

 

 

三の丸 は壮絶なヤブ。

 

 立入する事すら困難な状況です。

 

 

 

しかし、そこは城の為には危険をいとわないsyunpatsuryoku1号(ガケとかには弱い。

侵入してみると三の丸の縁には土塁 が見られました。

 

 凸部判りますか?

 

 

 

この三の丸から本丸石垣 を撮ろうとチャレンジしてみましたが…訳の判らん写真になっとるアセアセ

 

 崩れている箇所もあるようです。

 

 

 先程のしのぎ積ですが…判らんわなぁ~もやもや

 

 

 

三の丸の南下にも曲輪 が見られましたが、大手とは違い、この曲輪で終了です。

搦手は敵への備えが手薄。

という事で、本丸の石塁や三の丸に土塁があるのかもしれませんね。

 

 狭い曲輪でした。

 

 

 

最後に、尾根を断ち切る堀切 …と言ってもかなり浅いですが、それを見て山を降りました。

 

 堀切っちゃ堀切だけどね。

 

 

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訪れる前は正直侮ってました。

その侮ったイメージは、二の丸まででした。

本丸の石垣を見た時に、そのイメージは崩れ去りました。

立派な打込接の石垣が急に眼前に広がった時の驚きは、数多くの城を巡っていますが、なかなか

やってこない衝撃度合でした。

本丸周辺のみ、改修して石垣造りにしたのでしょうね。

それは、織田、豊臣政権と近かった宇喜多氏時代のモノでしょうね。

宇喜多氏の実力というのを見た思いでした。

その他の部分は、段郭で固め、堀切も少なく、初歩的な山城という雰囲気でした。

 

 

車は最寄りの公民館押に停めさせて頂きました。

この辺りに鳥瞰図の案内板押があり、そこから登りました。

お手洗いは最寄りにありません。

探訪時間は1時間半弱だったと思います。