きてくださってありがとうございます!
syunkonカフェごはん めんどくさくない献立 (e-MOOK)
※表紙はダミーです。
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昨日ネット予約を開始しました上の新刊、予約してくださった方ありがとうございました。(書店で買います!というコメントもまたありがとうございます><)
また、3月のめちゃめちゃ忙しい時期なのに書いてくださったコメント、押してくださったいいね!が本当に嬉しく
1つ1つ噛み締めるように読みました。ボリ・・・・ボリ・・・・(堅あげポテトか)
編集の瀬尾さんもコメントを読んでメールをくださり
より一層本の作業に力が入ってます。もう本当にありがとうございます。
さて
あと2週間ほどで校了で、続々と原稿があがってきてるんですけど
今になって、この本で、めんどくさくなく作れるようにずっとこだわってきた部分に対して
なんかちょっと
不安要素が出てきて。
ここまで進めてしまってるし、今言ったら結構根本から変えないといけなくなるし、デザイナーさんに苦労して入れて頂いた部分でもあるし、今更言えない・・・みたいなとこもあったんですけど
これは言わな後悔するやつや
と、思い切って言いました。
「余計めんどくさい方向にいってる気がします」と。
その時、メールの向こう側では
・・・・・・・・・・Σ(ll゚艸゚(ll゚艸゚ll)゚艸゚ll)!!!!(言ってしまったでこの人・・・・!)
ってなったと思うんですけど
やっぱりみんなちょっと感じていたみたいで、今から軌道修正しています。いや、本当にこれは気づいてよかった。
いつも思うのですが
「わかりやすさ」と「わかりにくさ」ってほんと紙一重で。
前もちらっと書いたんですけど
①豚肉に塩をふり、フライパンで焼く。
②Aを絡める。
というレシピをみたら、「2ステップ!私でも作れそう!」ってなるんですけど(イトウさんの理想はこのぐらい)
これだと、レシピとして不親切な部分も多いじゃないですか。
もう少しわかりやすく
①豚肉に塩をふる。フライパンにサラダ油を熱して入れ、両面こんがり焼く。
③合わせたAを入れ、絡める。
もう少しわかりやすく(私の今の本でこれぐらい)
①豚肉に塩をふる。
②フライパンにサラダ油をひいて中火で熱し、①を入れる。こんがりしたら裏返し、4~5分焼いて火を通す。
③合わせたAを入れ、絡める。
さらにもっとわかりやすく、失敗なく!・・・・という思いが加速すれば
最終的にこうなってしまうわけです。
①豚肉をまな板またはバットにのせ、塩を手でできるだけ高いところから表面にまんべんなくふる。裏返して同様にふる。
②直径20cmのフライパンにサラダ油をひいて中火で20秒ほど熱し、煙が少し出始めたら①を入れる。少しだけ火を弱め、3分30秒ほど、あまり触らずじっくり焼く。肉の周りが少し反ってきたら裏面を確認し、少し焦げ目がついていたらフライ返しまたは菜箸で裏返す。
③さらに少しだけ火を弱め、4分30秒ほど、時々焦げないか確認しつつ焼き、焦げ付きそうなら火を弱める。
④小さいボウルにAをよく混ぜ合わせ、③のフライパンに一度に入れる。シュワシュワと少し煮詰まったらフライパンをゆすりながら全体に絡め、照りがついたら火を止める。
いや逆に難しいわ!!!!
これもまた「三段階の法則(⇒☆☆☆)」みたいなもんで
わかりやすさを追求すれば最初に戻るというか
情報は入れれば入れるほど、自由度が減るし縛られる。
もちろんここまで(ではなくとも)詳しく書いてほしい!という方もいるし
実際そういう本もたくさんあって、それはそれですごく面白くて好きなんですけど(それこそ1つの料理を、たとえば目玉焼き1つを全行程写真付きで説明してる専門的な本とか)
当然1つのレシピに多大なページ数を使うからレシピ数は激減するし
そこは何を求めるかによって変わってきますよね。
でも、どれだけ丁寧に詳しく書いたとしても、まったく同じコンロでもフライパンでもなければ、お肉の厚さも違うし、どこかで最終的には個人での調節は絶対に必要なんです。
どこまで書くかは、編集の人、ライターさんそれぞれ、雑誌、本によっても違う。
できれば自分のレシピを詳しく伝えたいから省きたくない、でもそこを読み手側にたって思い切って省けるのもプロだったり。
親切と押し付けのラインって本当に紙一重やなぁと。(私生活でもそうですけども)
自分の本の場合は、できるだけメインの文章は短めにして
「ここはポイント!」と言う部分を吹き出しで書くというやり方にしてるんですが
言いたいことがありすぎて、その吹き出しが最初毎回アホみたいに多いんですわ。
当然「減らしてください」と言われ(自分でも「デザインみてから減らします」と言う、デザイナーさんに多大な迷惑をおかけするやり方を許して頂いてるんですが)あがった紙面のバランスを見ていらない情報は減らしていくんですが
どうでもいいことも言いたくなるんですよ。
「みてみてこの形ちょっとハムスターみたいじゃない?」とか。
その吹き出しをどこまで残すか・・・(即刻消しなはれ)
いや、むしろこういうのは残して、レシピの情報を減らすこともあるんですけども。ハムスターだけはすみません…みたいな。(何でやねん)
今回軌道修正した件は吹き出しとはまた違って
ゆるさを保ちつつもしっかり使える本にするという狭間で今ヒィヒィなってるわけなんですが
自分の思いを反映して本にしてもらえること、それを確実に楽しみにしてくださってる人がいるという、このありがたい状況に感謝して
「こうきたか!」と思える本をお届けすべく
あと少し、頑張ります。
とりあえずデザインがいつも以上に素敵なんで、それだけでテンションあがってやる気が出てます。もう8冊目なのにまだまだ新しいデザインがあるなんてセンドウダさんすごすぎる。
はい
長々と語ってしまってすみません。もはやほんまに「めんどくさ献立」やわ。
(レシピ本についてのこういう細かい話、
書き出すと止まらんねんけど、全然興味ない人にしたらほんまに苦痛でしかないですよね。居酒屋でそういうの好きな人にだけしゃべってくれって話やわ)
そして3回連続レシピ以外の記事になってしまったので、次はレシピ書きますね。
ひなまつりは手巻き寿司とケーキでお祝いしました。
アミ(6歳の長女)が、「なあなあ、みちこ先生が教えてくれてんけどな・・・おひなさまって、みんなが寝てから動いて、ピーヒャラピーヒャラ踊ったり、集まって話したりしてるって知ってる?先生はな・・・・・見てんて。」と小声で真剣な顔で言ってきて
こんな子がもう小学生かと思うと、なんて早いんだと思ったわ。
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