きてくださってありがとうございます!

 

 

今、4月に発売する新刊の作業に追われております。(新刊の内容についてはこちら⇒新刊のお知らせです!長文です

 

もう撮影は終わって、あと足りない分は自分で撮って送り、ひたすら原稿の日々。

 

 

私はあんまり「撮影でした」というブログは書かないんですが

 

それは、別にそこまで興味ないであろうっていうのもあるし、昔も書いたんですけど、新春かくし芸大会で「これまでの苦労」みたいなシーンがあったら若干冷めるし(まあ、泣いて応援してしまうんですけど、そこは見せないからかくし芸やろ!と)あとこの本に関しては、撮影風景を撮ることさえ忘れるほど余裕がないのもあります。白目。

 

っていうのは言い過ぎですけどね。黒目の周りに白目。

 

その上下にまつ毛。先端には涙腺。強膜(きょうまく)という硬い膜でおおわれた直径約24ミリの球形。(なに突然目について説明してんねん)

 

 

でもなんとなく、今こんなんしてまっせ、というのをちょっと書こうかなあと。

 

 

レシピとかでもないから何の役にも立たない、ただ自分の本の作業についての話なんで

 

興味ない方は全然アレしてくださいね。(アレ・・・・熟読して画面保存してシェア)←興味ない人にすごい求めてたー!スルーしてくださいねやろ

 

こんな感じで楽しくやらせてもろてます―っていう。

カメラマンさん曰く、料理の先生や編集の方によって1日に撮る料理の数は全然違うそうです。

 

1日10品までの方、20品くらい、もちろん工程写真の有無で全然変わってきますが、この本では最初の編集担当のイトウさんがわりと厳しめだったので、大抵1日に40~50品。カメラマンさん曰く「もう千本ノックですよ」と。

 

試合みたいでこれがまた楽しいし、全部撮り終えた時の「終わったー!」感がまたいいんですけどね。

 

とりあえずサニーレタスとプチトマトの使いまわしすごい。(もったいないから撮影後ファッ・・・と抜き取って次のお皿へ。ご飯も撮影後すぐ炊飯器へ)

 

※追記です。イトウさんについては昔からブログを見て下さっている方はご存知なんですが、このブログを本にしたいと言って下さった方で、「syunkonカフェごはん」シリーズの生みの親で、恩師です。めっちゃ言いかた厳しくてストレートですが、本への思いが熱い人です。

 

私の場合はスタイリストさんがいなくて、自分で盛り付けて布や食器を決めてスタイリングしてるんで、もう当日ワッチャワチャ。

 

なぜそうしているかというと

 

スタイリングにこだわりがあり、ブログの世界観を壊したくないから

 

ではなく

 

1冊目の時に編集担当のイトウさんに「お金がないからスタイリストさんはつけられないよ、ごめんね」と言われていたからです。

 

今ではありがたいことに「つけますよ!」と言って頂けるのですが、スタイリストさんがやると盛り付けが上手すぎるため、読者さんに私がやってると思われたら心苦しいし、ブログと全然美しさが違うやないかーいってなってもアレなんで、今も自分でやってます。

 

余談ですがこの「お金がないから」に関しては、本に巻かれてる帯(買った時に下のほうに巻かれていて「●万部突破!」みたいに書いてる紙)もそうで。

 

今どの本も1冊目から大抵帯がついてますが、私は「売れない本には帯はつけられないです」と言われていたので(今聞くと特にそんなことないらしく、イトウさんルールに基づいたものらしいです。できるだけ予算を抑えてそのぶん部数にまわして下さったとかあるんかも)、結構長いこと帯がついていなくて

 

初めて帯がついた時はめっちゃ嬉しかったのを覚えてます。(その帯の色についてもイトウさんはめっちゃ悩んでいて、「編集長の意見と風水の先生の意見がずれてるから困ってます」と言われ。いやそこ編集長の意見をきくべきじゃござらんかいって思いながら聞いてたわ)

 

すみません脱線しました。本線に戻しますね。

 

 

ガシャーーーン

 

 

はい本線。(自由か)

 

 

食器類は今まではリースで借りて頂いてるものもあったんですが

 

当日の撮影がバタバタ過ぎて、せっかく借りて頂いた器を使いきれなかったりして申し訳なかったんで

 

今回は全部自分でお店に行ったり、ネットで探したりして買いそろえました。

 

献立本なので、特に豆皿が一気に増えたわ。

100円のお皿が12枚、260円が1枚、280円が1枚、525円が1枚、800円が1枚、1000円が2枚、1200円以上のものが1枚です。さて260円のものはどれでしょうか。(1200円以上を問え)

 

ほんでこの左下のネコだけ紙面に登場できずでした。何乗せてもネコが前に前に出てきてびっくりした。

 

 

一応、どの料理を何に盛るかだいたい前日に決めて撮影するんですが

 

すぐにフォークとか見失うし、前日の夜中の走り書きのメモが自分ですら解読不能だったり(「つくね・・・・あの丸いお皿」とか。どの丸いお皿やねん)、床まで食器や布が散乱、アイロンかけてないからライターさんがダッシュでかけてくれる状態。

 

前日に下準備と、作り置きできるものは作っておいて

 

炒め物や揚げ物、ナス、アボカド、長芋、もやしやきゅうり、葉野菜など、色や状態が変わるものは当日に作るんですが

 

最初の頃は、前日に作っておいたスープのベーコンの色が抜けてる・・・!!てなったり、和え物のきゅうりに醤油が浸かりすぎていたり、水分が出てしまうなどして結局当日作り直し、ということがよくあって。

 

キャベツやレタスなど色が抜ける野菜だけよけておいて撮影直前にいれるとか

ブロッコリーなどはマヨネーズで和えずにおいておく、とろみ系は当日つける、スープにコーンを入れても浮かずに具が何も見えなくなるから底からぎっしりコーンを埋め尽くす(他の具も同様)、お鍋は分量以上に白菜を用意して底上げして表面に具材を並べるなど

 

色んな撮影で何回も失敗してコツをつかんでいるので、無駄なミスは減ったと思います。

 

 

朝から夕方まで、休憩や昼ごはんを挟むことも座ることも一度もなく撮影するのは最初のイトウさんのやり方をずっと受け継いでますが

 

今は前日の準備から姉とNさんに思いきり手伝ってもらっていて、当日は編集の方もライターさんも来て下さるので、大変とはいえ、昔に比べるとめっちゃくちゃ楽になりました。逆に「ぬるま湯に慣れてしまう・・・」「できない著者だと思われたらどうしよう」と怖くなって、1日30品のリストで上がってきたら勝手に40~50品に自分で増やしてしまうぐらい。

 

1~4冊目の時は作業はすべて1人でやっていて(今ほど品数はないですが)、台所も狭いし、失敗も多いし、子どもも小さいしで本当にバッタバタで

 

1週間前くらいから作り始めて冷凍して、前日の夜に室温に戻して・・・みたいな。

 

またイトウさんがスパルタなんですわ。

 

 

このイトウ伝説を書きだすと

 

異様に長くなってしまうので

 

ちょっと、次に続いていいでしょうか。

 

ほんとこんな個人的な話を読んで下さってありがとうございます。

 

(Nさん語録もまた書きたいです!)

 

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