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この間、祖母きよこの95歳の誕生日会でした。
母から「すきやきとプリンアラモードにします」とメールが。(プリンアラモードっていう単語久しぶりにきいたわ。アラモードて)
プレゼントは、3月以降に地デジが観られるテレビを買う予定なんで、とりあえず何も持って行かんかってんけど
あみ(3歳の娘)が、スーパーでいちごを買っている際に
「これきよこおばあちゃんにあげるー」
と仏花を取ろうとしたんで
いや、それはやめようと、その横の380円の花束を買いました。
家ではすき焼きと鉄火巻きとおいなりさんが用意されていました。わーい。
鉄火巻き、市販品やけど、マグロがめっちゃはみだし刑事純情派。
すきやき、この時以来でした。(⇒クリスマスケーキとすき焼き )2012年以来。
ちょっとずつカセットコンロでグツグツ炊くタイプじゃなく
シメのうどんまで全部一気にやるっていうな。斬新。どんどん冷めてく。
そのクリスマスケーキとすき焼きの記事にも書きましたが
きよこは、すき焼きが好きでした。(故人のように書くな)
結構な頻度で晩御飯に出てきてた。
といっても、きよこ作のすき焼きは豚こま切れ肉で、4人前で200gもない量のお肉なんですが。(ひどい時は4人前で100g)
そして大抵、お鍋の底のほうでギューーーーーン!!!と縮んでました。
最初に、煮すぎると固くなるお肉からいれて
徐々に煮えにくい食材をいれていくっていう、ちょっとめずらしいタイプだったんで。
だいたい、すき焼きには牛肉っていう制度、ちびまるこちゃんで知ったからな。
そんな貧乏やった覚えはあんまりないんですけどね。
電気、ガス、水道がたまにちょっと止まったり、家が抵当にいれられたり
日々借金取りの対応に追われてた記憶はあるけど。(切ないわ)
とりあえず、すきやきの具のほとんどを麩がしめてた。
さぐってもさぐっても麩。たぶん、きよこは麩が出汁を吸って大きくなること毎回忘れてるタイプやわ。
たまに「すき焼きって麩がおいしいよねー」って言う声を聞くと、信じられへんかったわ。こんなにあるのに!?と。(その人の家は絶対適量)
あと、うどんがメインの具としてたっぷり入っていて
糸こんにゃくが一切カットされることなく入っていて(幼い頃、喉つまるから嫌いでした。まさか切って調理するものだったとはな)
あとは、くたくたの水菜と白菜とか、ボロボロの豆腐とかそのへんやった気がします。
このすき焼き鍋で思い出してんけど
当時のきよこは、たまに熱々のお鍋をそのままボーンとテーブルに置いたり
チラシ1枚だけ挟んで置いて(ほんの気持ち)、よくテーブルが焦げてました。
なんせ豪快。
まな板ひかずに床で野菜切ったりもよくしてたわ。遊牧民かと。
チラシ1枚だけ挟んで大根切って(ほんの気持ち)、テーブル傷だらけとか。
豪快な料理といえば、きよこがよく作ってくれたローストビーフがあるんです。
お肉をガンガン強火で長時間カスカスに焼き上げることにおいて他の追随を許さないきよこですが
このローストビーフに関してはめずらしく
めっちゃいい感じに、中はほぼレアで、まわりだけこんがり。
おばあちゃんの得意料理やといつも言っててんけど
その材料が豚ヒレ肉だと高校時代に気づいた。完全にアウトやろ。
まあ、きよこのローストポークもすき焼きも、家庭的でおいしかったんですけどね
でも絶品!!!ってわけじゃないんで、そこまですき焼きを好きじゃないまま大人になりましたが
今では大好きです。たまにしか食べへんけど。
あの卵にくぐらせたお肉をごはんにのせて一緒に食べる瞬間とか最高やわ。
93歳ぐらいから痩せ始めました。(遅い)
この日は、ほとんどしゃべらないDAYやってんけど、楽しそうでした。
母と姉が食べさせてあげて、プリンアラモードも完食。
顔の筋肉のやわらかさに幸あれ。
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☆今までの料理本です。
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