自宅ゲーム会571 前半 ファラウェイ 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年6月30日

 

 さて、6月も最終日となりましたが本日はやまと2人でのゲーム会です。

 

☆兵馬俑

○概要

作者:PrzemysławFornal&AdamKwapiński

対象年齢:14歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:90-120分程度

 

 中国の世界遺産である兵馬俑を建造に携わるボードゲームです。

 

①手番になるとワーカーをひとつアクションスペースに配置します。配置前にコストを支払うことでアクションホイールをひとつ回すことができます。

②ワーカーを配置した区画は3つのホイールのそれぞれ一部と関係しており、ホイールの内側から外側に向かってアクションを行います。

③アクションは主に粘土や資金の獲得、粘土を費やし兵馬俑の作成、資金を費やし特殊な形状の兵馬俑作成、権利の獲得とその使用、ワーカーの昇格、武器の回復などがあります。

④ワーカーはアクションによって昇格し、昇格したワーカーは他プレイヤーの通常ワーカーがアクションを行ったスペースに配置することができます。

⑤兵馬俑を配置すると対応する勝利点を獲得でき、また兵馬俑の種類に対応する武器を消費することで兵馬俑ごとの特殊なアクションが行えます。

⑥これらを繰り返し、全員がアクションを行うとラウンドが終了します。

⑦ラウンドごとに得点計算を行い次のラウンドの準備を行ってから移行します。

⑧5ラウンドが経過したところでゲームは終了です。最終計算を行い最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。右側に並べられた兵馬俑をメインボード右奥のスペースへ配置して得点を競います。ラウンドでは赤い御司コマがある列およびボード左手前に配置されている得点条件に基づき決算がなされます。メインボード左奥のサークルがアクションスペースとなっています。

 

 序盤、配置されたマスの縦横列のコマが得点するという楽士コマを配置して得点を稼ぐ管理人に対し、やまは御司コマをコントロールして得点を狙っています。

 

 4ラウンド目。中盤あたりまでは五分五分でしたが、この辺りから兵馬俑をより多く建設した管理人がリードを広げます。

 

 しかしながら、5ラウンド目になると逆にやまが建設を進め得点を伸ばし逆転をされてしまいます。ここから最終得点に入りましたが…

 

 逆転どころか大きく点差を広げられる結果となりやまの勝利となりました。

 

〇評価

 中国の世界遺産である兵馬俑を造っていくワーカープレイスメント系のゲームです。

 3層のホイールが組み合わさっているアクションスペースが特徴で、回転することによってアクションの組み合わせが変わっていきます。ラウンドの経過で自動的に動きますが、それ以外でも手番の前にコストを支払うことで動かせ、内側の2つのホイールに書かれたアクションは他のプレイヤーが実行したとしても回転させることで選択することができるようになり、どの組み合わせからアクションを選択していくのかというのは考えどころとなっています。

 また、主たる得点源は兵馬俑の配置ですが、配置をすること自体が得点となっていますが列やグループによるマジョリティ、特殊な兵馬俑コマによる得点など様々な要素が含まれています。ラウンドごとの御司による列のマジョリティ争いはどの列が対象になるかという駆け引き、グループ得点は競合すればするほどコマ単位の得点が伸びたり、どこにどの種類の兵馬俑を配置し得点を競うかというのは悩ましいですね。

 その一方で、上記の通り兵馬俑の配置こそ選択肢はありますが、することのほとんどは兵馬俑の配置に集約されているという印象です。していることはゲームを通じて大きく変わらないため、どうしても単調という印象があり5ラウンドが長く感じましたね。

 また、コンポーネントはいいのですが、箱の中に収めるのはやや苦労したところもありました。

 そんなわけで、ゲームとしてはなかなか面白くはあるものの、気になる点であげたところは気になるゲームでした。

 

 

☆ファラウェイ

○概要

作者:JohannesGoupy&CorentinLebrat

対象年齢:10歳以上

対象人数:2-6人

標準時間:25分程度

 

 霧の海の向こうにある神秘の大陸を旅して脅威の発見を目指すというカードゲームです。

 

①ラウンドごとに手札を選択し1枚プレイし、プレイした順番に並べます。

②プレイしたカードの数値がその前にぷれいされたものよりも大きければ聖域カードを受け取れます。

③聖域カードを1枚配置し、手札を補充します。この時の順番は数値の低い順となります。

④これらを繰り返し8ラウンドが経過したらゲームが終了します。プレイしたのとは逆順に得点計算処理を行って、最終的に元雄も多くの得点を獲得しているプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。これらのカードプレイしていくことで得点獲得を目指します。

 

 あっという間に8ラウンドが終了し得点を計算します。8枚目に配置したカードから逆順に得点を計算していきますが、例えば8枚目の得点の条件はそのカード自体もしくは聖域カードのみで満たさなければならず1~7枚目の要素は計算に入れません。

 今回は動物マークの出現があまりなく、そのマークが必要なカードを多く出していたやまは得点にほとんどつながらず。逆に管理人の方はしっかりと得点を稼いでおり大差をつけての勝利となりました。

 

〇評価

 発見された神秘の大陸を巡って旅をしていくというテーマのカードゲームです。

 3枚の手札から1枚をプレイするというのを8回繰り返し8枚のカードを手元に並べるというシンプルな内容ですが、プレイしたカードを逆順に得点計算するという仕組みが特徴となっています。例えば1枚目にプレイしたカードに描かれた資源は2枚目のカードの得点計算時に参照できないといった感じとなっているため、各カードの得点条件を見ながらこの条件は後々達成できるのかの判断が考えどころとなっています。

 また、カードのプレイにあたってラウンドの最後のカード獲得については数値が少ない方が優先されるため良いカードを得やすくなる反面、カードは昇順に並べていくことで聖域発見のボーナスが獲得でき聖域は得点計算に入っても常時効果を適用するため重要な要素となっていて、数字の大きなものを出すのか小さなものを出すのかのジレンマも悩ましいですね。

 カードの早取りくらいしかプレイヤー間の絡みがなくソロプレイ感はあるものの大きく気になったというほどでもなく、帰りを見据えて行きをどのように進めていくか、取捨選択が悩ましいカードゲームになっていたと思います。

 

 

 後半に続きます。

 

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