自宅ゲーム会 番外51 アンリアルズ | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年6月5日

 

 さて、本日は仕事終わりにこちらのゲームのソリティアモードをプレイします。

 

☆アンリアルズ

○概要

作者:トリノザッカ

対象年齢:13歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:60-120分程度

 

 怪異研究の第一人者として、世界的災厄の元凶ともなっている特定指定怪異、通称アンリアルズのせん滅を目指すボードゲームです。

 

①手番になると3枚のアクションカードのそれぞれで1アクションを選択し順次実行します。

②アクションには、移動、怪異のコレクト、依頼の達成、休息によるSPの回復、乗り物の購入に加え、コンプリート(1-6の怪異をコレクトする)ことにより覚醒、攻撃、さらに負傷した際の回復が行えます。

③マナやSPを消費することで各キャラクターの能力を使用することができます。

④コンプリートを達成するとアンリアルズへ攻撃ができるようになり、手札を3枚引きその合計数値+セットボーナスで怪異の揚力を上回るとダメージを与え、下回ると負傷します。

⑤アンリアルズの体力がすべてなくなった時点で最もダメージを与えたプレイヤーが得点及びそのアンリアルのカードを獲得できます。

⑥アンリアルが全て殲滅されるか既定のラウンドが経過すると、最後に各プレイヤーが戦力を競います。

⑦これらを終えると、殲滅による得点や、殲滅できなかったアンリアルへのダメージ、最終決戦の得点などから最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。今回はソリティアなので敵は他のキャラクターではなくオートマタというソリティア専用の敵キャラで毎手番自動的にアクションを行います。

 

 ソリティアルールだと最終的に殲滅できなかったアンリアルは自動的にオートマタが殲滅した扱いになるので、急いで手札を集め4ラウンド目にはコンプリートしアンリアルへの攻撃が行えるようにします。

 

 最初のアンリアルを撃破すると7の無(オールマイティ)が手に入り、そこからは使用キャラの能力も使って順当にアンリアルの魂を削っていきます。最後はぎりぎりになりましたが、4体目のアンリアルを殲滅に成功し、6体中4体がこちらということもありソリティアでは最終決戦もなく勝利となりました。

 

〇評価

 異常な現象を引き起こす怪異たちに対する専門家の一人となり、世界レベルの災厄を引き起こす特別な怪異アンリアルの討伐を目指すボードゲームです。
 大きく前半と後半に分かれたゲーム展開が特徴で、前半は通常の怪異を打倒し1-6のカードを確保していくことで手札を構築していき、後半は前半に構築した手札を使ってアンリアルを討伐することになります。アンリアルの討伐は与えたダメージによるマジョリティとなっており、より多くのダメージを与えることで得点だけでなく無色かつ特別な効果をもつ最大値7のカードを獲得することができます。このため、前半を素早く終えることでより多くのダメージを与える機会を得たいところですが、反面急いで終えたとしても構築した手札のカード構成がいまいちではアンリアルに敗北する可能性も高くなってくるため、後半に向け前半にどれだけの時間を割くかという判断が考えどころとなっています。一度アンリアルを倒すと強力なアンリアルをコレクトできるため、最初にどのアンリアルを選択するかというのも大切です。

 その一方で、手札のコンプリートが行われるまでいずれのアクションをどこで実行してもほぼ差異はないため、移動などを行わず淡々とアクションをしていくことになるためやや盛り上がりに欠けるところはありました。せっかくヨーロッパ地図を中心に添えたメインボードにしているのにこの点はもう少し序盤から右往左往するような内容でもよかったように思いました。

 また、アンリアルの討伐に入ると今度は移動をするようになるのですが、アンリアルの殲滅によりボーナスがもらえるかどうかはマジョリティに勝てるかどうかとなってきます。この点はいいと思うのですが、マジョリティで2位以下になるとボーナスがないため、誰かのマジョリティが確定するとその他のプレイヤーは別のアンリアルを目指すことになり、最後は確定させたプレイヤーが(殲滅しなければボーナスなども入らないので)一人で殲滅まで消化試合を行わなければなりません。今回はソリティアでしたが、おそらく2人以上でも同様だと思われ、一応マジョリティが確定した段階で覚醒による追加アクションでの攻撃ができるようになりますが、もう少し最後まで競る要素があればよかったかな。

 とまあ、今回はソリティアだったので実際に多人数でやるとその通りかどうか要検証のところもありましたが、なかなか面白かったのですが、気になるところも多いタイトルだったと思います。

 

 

 ここで時間となり本日は終了となりました。

 

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