自宅ゲーム会561 中盤 シティホール | とりあえず日々ボードゲーム

とりあえず日々ボードゲーム

日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年5月4日

 

 引き続きやま、芋、管理人の3人でのゲーム会です。

 

☆シティホール

○概要

作者:MichaelR.Keller

対象年齢:13歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:90分程度

 

 ニューヨーク各地で土地開発を進め、最終的に市長となることを目標に名声を集めるボードゲームです。

 

①ラウンドの開始時に前ラウンドで選ばれなかったアクションに影響力を配置します。

②手番順に任意のアクションにワーカーを置いていきます。

③徴税アクションから順番に、ワーカーを置かれたアクションで入札を行います。

④ワーカーを置いた手番プレイヤーから順番に影響力を宣言し、最も高値の宣言に対して手番プレイヤーがその影響力を支払って実行するか、宣言したプレイヤーからその影響力をもらい実行権を相手に譲るかを選択します。

⑤土地区画を確保し、建物の建設を実行すると建物が配置できます。この時、周囲の建物と配置した建物は相互の関係に応じて評判が変動します。

⑥人口を調整するアクションでは所有している建物の評判に応じて人口が増加します。

⑦ラウンド終了時に支持トラック上のトークンを移動させ、それが最大値に上昇するかもしくは支持トラックの最大値に到達したプレイヤーが出るとゲームは終了です。最後にいくつかある目標毎に獲得者を決定した上で選挙を行い、最も多くの支持を集めたプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 管理人がオレンジ、やまが白、芋が青でそれぞれ土地2つ、その上に建物をひとつ立てた状態からゲームは始まります。

 

 序盤、人口のアクションを実行し先行する芋に対し、管理人ややまは支持率を向上をはかります。

 

 中盤、一時的にしゃがんで大量に集めた影響力を背景に支持率、人口の向上に努めます。

 

 しかしながら、後半になると息切れ。目標のひとつである最終保有資金でのトップを狙うも最後のアクション争奪でやまに敗れ、やまに譲ることとなります。結局、目標の中で管理人が確保できたのはタワーの数でのトップのみという状況です。

 人口は芋がトップですが支持率が低く得点は伸び悩み3位に終わります。支持×人口では管理人が優勢でしたが、目標の枚数でやまに敗れて2位、トップはやまという結果でした。

 

〇評価

 ニューヨーク市長を目指し街を発展させて票を集めるボードゲームです。

 7つあるアクションにワーカーを配置していくというアクション選択の仕組みはワーカープレイスメントっぽいのですが、実行にあたり影響力で一巡の競りを行い、ワーカーを置いた人が最高値で実行するか最高値をもらうか判断するところは特徴的です。他プレイヤーの値付けによっては実行権を手放さざるをえないこともあり、もしくは影響力を得るためにあえて他のプレイヤーが実行したそうなアクションを選択してみたりと、影響力のマネジメントとアクションの選択が考えどころとなっています。

 また、最終的な勝利点となる票を集めるためには人口を増やすことと支持率を上げることを並行して進めていく必要があります。変わっているのはメインボード上で大きくスペースを取っているニューヨークの建設区画とこれらの関係で、ここで建物を建設したからといって直接人口や支持率が上がるわけではありません。人口はこの建設区画のスターバリューの多寡に応じてアクションを実行することにより増加していきますし、支持率も建物の建設や人口増により資金を集めた上で対応するアクションを実行し資金を投資していくことで増えることとなるため、どちらにしても建設区画の発展から票の獲得には少し時間がかかります。そもそも建設自体も土地を購入しその上で建物を配置していかなければならず、どちらも1アクションとなっており、毎ラウンド各プレイヤーが主体的に選べるアクションが1つという点からすると計画的な行動が求められます。ちなみに、建物のスターバリューは隣接する全プレイヤーの建物同士が相互に影響しますし、ゲーム終了時の目標達成による票数も勝敗への影響が大きいのでこの辺りを踏まえないといけないのも悩ましいところですね。

 上記の通りラウンド中に平均1アクションの実行、得点(票)の確保にそれなりに手数が必要という仕組みからするとゲームを通じて大きく発展したというところが弱く見た目が地味というのもありますが、大きく気になったというほどでもなく計画的にアクションを争奪していく仕組みが面白いゲームになっていたと思います。

 

 

 ここでやまは帰宅しますが後半に続きます。

 

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